盛岡タイムス Web News 2014年  5月  15日 (木)

       

■  盛岡市医師会“お墨付き” 完全禁煙店第1号認定 ボン・クラージュ(開運橋通)に交付


     
  石森塚の詳細を記した絵図(玉山千代男さん所蔵)  
  石森塚の詳細を記した絵図(玉山千代男さん所蔵)
 

 盛岡市医師会(和田利彦会長)は今年度、管内の飲食店を対象に、「完全禁煙店」の認定を始めた。盛岡市開運橋通のボン・クラージュ(佐藤崇社長)を初めて認定し、13日夜に交付式を行った。他の来客や従業員への受動喫煙を防止する。同会は、ほか2店に対する認定を検討しており、盛岡の味に、「ノースモーキング」のお墨付きを広める。

  盛岡市医師会は禁煙推進委員会(小西一樹委員長)の活動で、吸い殻の清掃奉仕など市民活動と医療の両面から、禁煙の取り組みを進めている。外食産業では空間分煙や時間帯禁煙が増えているが、さらに一歩進めて完全禁煙を目指し、認定証の交付を始めた。本県の喫煙率は成人男性約39%で全国5位となっており、来年の全国禁煙推進研究会の開催を控え、ワーストの返上を狙っている。

  認定証はA4判の紙スタンドとステッカーで、店内に表示する。緑の地に白抜きのデザインと文字で、24時間たばこ禁止を表示している。交付式では、和田会長が「禁煙で楽しく食事ができる店を増やしたく、昨年から盛岡市医師会報で紹介し始めた。完全禁煙だけでも盛岡でも100軒くらいはあるが、認定に当たって本当に禁煙しているかどうか確かめると、意外に少ない。会員からも情報を得て店を増やし、楽しく煙のないところで食事できるようにしたい」とあいさつした。

  盛岡市の繋温泉病院院長の小西委員長は「医師会はたばこを減らそうと禁煙推進活動をしてきた。おいしい料理をたばこのない環境で食べようと提案があり、発展した形で、盛岡市医師会としての完全禁煙を意味付ける」と、交付の趣旨を述べた。「分煙ではたばこの害は防げない。私たちが求めるのは24時間完全禁煙」と強調した。

  ボン・クラージュは2010年開店し、フランス料理とワインが好評。同店の長澤浩行さんは「完全禁煙の第1号としてありがたい。もともと禁煙だったので、徹底していきたい」と感謝した。柴田廣実さんは、「まったく禁煙にしているのは、ワインを出しているので、たばこの煙のないところで味わってもらいたいから。禁煙の店が広まってほしい」と話した。

  盛岡市医師会は同市中ノ橋通1丁目のジョアンズキッチンシャトンなどについても完全禁煙店として奨励しており、今後の認定を検討している。


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