盛岡タイムス Web News 2014年  5月  19日 (月)

       

■  姫神山が山開き 玉山の自然を堪能 登山客1100人 達成感に満ちる頂上


     
  姫神山の登頂を果たし、万歳するグループ  
 
姫神山の登頂を果たし、万歳するグループ
 

 盛岡市玉山区の姫神山(1123・8b)は18日、山開きを迎えた。一本杉登山口では「第48回姫神山やま開き」(盛岡観光コンベンション協会主催)が行われ、愛好家や家族連れら約450人が一斉に登山を開始。風が強く、肌寒い一日となったが、カタクリなど山の自然を味わった。

 山の安全祈願は午前9時から行われ、佐藤光彦副市長は「この美しく大切な自然を後世につないでいく意識を共有できたら」とあいさつ。登山者を代表し、吉田俊子さん(70)=同市西青山=が「この優れた自然環境をみんなで守り、安全に登山することを誓います」と宣誓した。

  一本杉登山口から山頂までは約1時間半のコース。登山口付近の杉林では、樹齢300年と言われる杉の古木に出合う。山頂が迫ると岩場が続き、登山者はあいさつを交わして励まし合い、山頂を目指した。

  頂上では、啄木の歌「今日ひょいと山が恋しくて山に来ぬ。去年腰掛けし石をさがすかな」が染められた記念の手拭いが限定900人に配布された。あいにく岩手山には雲がかかっていたが、眼下に広がる玉山の自然が堪能できた。

  桜城小6年の浜口晋君(11)と篠原健太朗君(11)は、仲良く初登頂を果たした。「考えて登るところが楽しかった」「岩場が険しく、ただ無心で登った」と2人とも達成感に満ちた表情。

  赤飯のおにぎりを用意した晋君の母、のり子さん(45)は「家の玄関を開けると、いつも姫神山があって、いつか登ってみたいなと思っていたんです」と笑顔を見せ、健太朗君の母の悦子さん(50)は「岩場をどう登ろうか、意外に頭を使いました」と語った。

  同日は約1100人の登山客が訪れ、中には岩手山を登った後に姫神山を登りに来た人も。「なんだか下りるのがもったいない」と山頂からの眺めを惜しむ人や「次の休みもお山に連れてって」と父親におねだりする子どもの姿もあった。
 


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