盛岡タイムス Web News 2014年  5月  24日 (土)

       

■ 市民への物販検討 活性化へ感謝デー開催 盛岡市中央市場で今年度 


 盛岡市中央卸売市場(佐々木東場長)が、市民に親しまれるにぎわいの市場を目指して市場活性化ビジョン2012に掲げている仮称感謝デーを年度内にも開催予定であることが分かった。23日の市議会産業環境常任委員会で、同市場の藤井敬芳次長兼業務課長が「市場まつりなどで開放はしているが、さらに他市場の感謝デーみたいなところで一般の方でも買い物できるものを設けたい」と話した。

  同市場は、中央卸売市場なので、基本的に一般の消費者には販売はできない。同市ではこれまで毎年10月上旬に市場まつりを開催。13年度は約2万8千人が訪れるなど、大勢の市民でにぎわっている。感謝デーは、イベント的な要素よりも仲卸が普段使用しているスペースでの一般市民への物販などを考えており、年度内の開催に向けて現在検討を進めているという。

  開かれた市場の観点から、将来的には市場敷地内に市民が訪れて買い物できる産直などの施設の開設も想定している。藤井次長は「施設のうちでも土地、駐車場がたくさんあるので、その部分を市場から離して別の何かを設けるとか、そういったものができればと検討を加えている。人が呼べて、市民が気軽に来られるところを目指したい」とした。

  同日の委員会では、12年9月に策定された市場活性化ビジョン2012の13年度取り組み状況が説明された。16年度までの目標取扱高である青果部200億円、水産物部160億円に対し、13年度の取扱高実績は青果部が198億7千万円(目標比99・37%、前年度比102・03%)、水産物部が149億3千万円(同93・31%、同97・22%)。

  同ビジョンで「信頼される強い市場」「市民に親しまれるにぎわいの市場」「環境に優しく食の安全・安心を確保する市場」の三つのキーワードで取り組む30項目の13年度評価は、おおむね達成が18項目(前年度17項目)、実施進行中が8項目(同5項目)、調査検討中が4項目(同8項目)だった。

  13年度の主な取り組み内容は、集荷・販売力強化で、量販店向けの小分けパックの納品について13年度に青果仲卸組合出資の子会社を設立し、場内業者から受注して共同パッケージ化した。

  市場会計の健全化と事務の効率化では、懸案事項だった市場跡地処分について13年7月に最後の1区画を売却したほか、小さい区画を求める声が多かった場内の空き室1区画を3分割することで全室の入居につなげた。市場管理費削減のため、事務事業を見直し職員1人を削減した。

  環境に配慮した市場運営では、水産卸で卸売り場全体と3階事務所全体、青果仲卸組合で配送センター保冷庫のLED化を図ったほか、メガソーラー発電施設を建設。メガソーラー発電施設は、14年4月から発電を開始し、年間収益は約945万円を見込む。
 


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