盛岡タイムス Web News 2014年  5月  25日 (日)

       

■ 体感思観 そろそろ? 大森不二夫 

 消費税増税後から、そろそろ2カ月になる。盛岡市内の商店や大型店などでは、まだ増税前にまで戻らないとする店も多いが、以前の状態に戻っているとする店も少なくない。

  中には、「以前より動きが良い」とする店なども出始めている。そんな店に行けば、確かに人が多く、増税どこ吹く風の感を強くする。

  増税前に多くの商店主や大型店の経営者らは、反動減は「想定内」と考えていた。その想定内の期間が、そろそろなのか。今月は県内3行の決算発表が相次いで行われ、3人のトップは、一般消費財に関して、「そろそろ消費回復」と見立てていた。

  商工会議所の一部のメンバーからも、同じ観測が流れていた。もちろん、「まだまだかかる。地方はまだデフレ」との厳しい見方を示すメンバーもいる。

  商店街の各店でもまちまち。ある衣料店主は、「想定内だが、すこし長すぎる。このままでは、大変。想定外」と対策に頭を悩ます。

  そうかと思えば、同じ商店街でも、来店者数が増加している店も。ある総菜店の店主は、「4月は、反動減で大変だった。消費者の節約が響いた。しかし、5月になってからは順調。以前よりいい。山菜の総菜が売れる。節約疲れか」と喜ぶ。

  大型店はどうか。イベントが好調な店舗が目立つ。増税後に開催されたスイーツや食品のフェアはどこも満員。全国各地の老舗のスイーツなどが大売れ。すぐ完売する菓子も多い。

  中心市街地の大型店の催事担当者は、「増税後にどうなるか心配した。しかし、初日から来場客で大忙し。想定外」とうれしい悲鳴を挙げていた。「そろそろなのか」どうも、まだ分からない。


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