盛岡タイムス Web News 2014年  6月  14日 (土)

       

■ 国道46号沿い岩手大構内 樹木32本を伐採へ 歩道拡幅や自転車レーン 岩手河川国道事務所 調査で増える可能性も 上田地区懇が計画了承 15年度の工事着手目指す


     
  拡幅工事に伴い、伐採予定の樹木が並ぶ岩手大工学部前  
  拡幅工事に伴い、伐採予定の樹木が並ぶ岩手大工学部前
 

 第2回上田地区樹木懇談会が13日開かれ、岩手河川国道事務所が提案した、盛岡市営体育館前から館向交差点までの延長約600b区間の設計計画が了承された。安全な交通の確保などを目的に歩道の拡幅などを図る事業。同事務所では、これまでの懇談会や協議を踏まえ、道路を拡張する際の岩手大学工学部などの敷地部分の樹木の伐採、自転車レーンの設置を提示。今後、住民説明会や必要な手続きを経て、2015年度の工事着手を目指す。

  同区間は通勤通学などの歩行者や自転車利用者が多く、道幅も狭いために交通に支障を来し、車道部での事故も多く発生している。歩道の拡幅、自転車レーンの設置により、岩手大学工学部、同教育学部の敷地側に拡幅工事を行うこととなる。

  拡幅工事の対象地内の樹木のうち、幹自体に支障があるなど影響が著しい樹木は伐採するとして、現段階で、影響が著しく伐採が決まっているのは教育学部自然観察園側を含む32本。このほか、根の一部など影響が限定的なものは今後調査し、樹木の状態に応じて伐採するか残すかを決める。関係区間の全体樹木数は把握されていない。

  現在の同区間の歩道は、最も狭い場所で1b余り、自転車レーンはない。計画では歩道を一律2・5bに拡幅するほか、幅員1・5bの自転車レーンを設置する。当初は2bの計画だったが、同事務所が実施した盛岡市内の自転車レーン設置場所における通行状況の調査で、幅が2bの箇所は並走を生じやすく、交通規則が守られにくいことから、50a縮小した。

  同日の懇談会には岩手大関係者、上田地区の各町内会長ら10人が出席。同事務所の計画案は了承したが、自転車で車道の右側を逆走する交通ルールの違反者が多いという問題や、伐採による緑地環境の変化について意見を交換。道路設計に合わせて安全面、環境面について住民の理解を得るための啓発活動の必要性が示された。

  同事務所は年内の住民説明会の実施を目指す。15年度の工事着手を目標に、用地調査や用地取得の手続きを行っていく。

  同事務所の川村信彦交通対策課長は「安全面と環境面の共存を図るため、啓発についても検討しながら理解を得ていく」と話した。



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