盛岡タイムス Web News 2014年  6月  23日 (月)

       

■  〈幸遊記〉180 照井顕 望月美咲のジャズコーラス


 私たち、素人ジャズコーラスをやってるんですが、プロの歌手とギタリストと一緒に、ここでライブをやらせていただけないでしょうか。そう言って昨年末の2013年、初めて来店した大綱白里市に住む盛岡出身の望月美咲さん(旧姓・高井、56歳)。

  それがこの6月20日に実現した。ギタリストは堀江洋賀さん(30)。7月発売という出来たばかりの新作CDを携えての来盛。「星降る渚」「月夜」など自作曲で九十九里浜に思いをはせる作品。高校時代ジャズに目覚め、大学でジャズ研に参加、卒業後プロ入り。ガットギターの音色が鮮烈だ。

  片や石橋未由子(vo)は市原中央高校で芸術コース声楽を専攻し、洗足音楽学園のミュージカルコースを首席卒業。歌とダンスと演技を学び、ミュージカルなど多数の舞台に出演。母が主宰する「スタジオb」に出入りするミュージシャン達との共演で歌を磨く25歳! その透き通るような美しい声で歌った、大スタンダードジャズ、そのギャップのすごさと、歌の持つ別のおいしさを感じさせてくれた。

  その未由子さんを中心に4人のママさんたちが、ジャズコーラス。これがまた、それぞれ違う声質を生かした本格的な歌い方で、アマチュアにしておくのがもったいないと思うほどの実力と魅力にあふれてた。「これ! タイムファイブの女性版じゃない!素晴らしいね」と、女房が耳元でささやく。石橋秀子。小笠原資子。小野こずえ。望月美咲。ゲストの未由子さん。10年前ボイストレーニングから始めたという本格派グループがこの「シビリィ」。

  今回の盛岡ライブ「開運橋のジョニー」と「みちのく味処・四季」を企画した望月さんは、昭和33(1958)年生まれ。震災以来、心の中でくすぶっていたモヤモヤ感。盛岡一高を卒業するまで見続けていた岩手山や、30数年ぶりに見たふるさとの街や山々に感動し「何か私らしくできるかも」それが今回の企画となった。彼女が5、6歳の頃、母の結核が感染し肺を患い小学校の3年間を施設の学校で過し、運動を止められたことから、中学校で始めた合唱だった。父が秋田、母は青森の出身だったこともあり、高卒以来盛岡を離れ千葉に住んでからもすでに20年。そこの仲間たちと一緒に盛岡にジャズコーラスで来れたことに、目もうるうるでした。
  (カフェジャズ開運橋のジョニー店主)


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします