盛岡タイムス Web News 2014年  7月  6日 (日)

       

■  盛岡でラフティングのモニター運行 北上川を観光に 東北開発研究所 環境保全型スポーツ・ツーリズムを 大学生ら23人ゴムボート乗船


     
  観光ラフティングのモニター運行の参加者ら(5日午後、四十四田ダム下流で)  
  観光ラフティングのモニター運行の参加者ら(5日午後、四十四田ダム下流で)
 

 東北開発研究所(理事長・安藤昭岩手大名誉教授)主催の観光ラフティング(川下り)モニター運行は5日、盛岡市を流れる北上川で行われた。大学生や一般の若者ら23人が参加し、8人乗りゴムボートで四十四田ダム下流から南大橋まで約11`を2時間かけて楽しんだ。安藤理事長は環境保全型のスポーツ・ツーリズムを根付かせるため仲間と活動。9月にはラフティング協議会を設立し、観光ラフティングの事業化を展望する。

  モニター運行は午前と午後に分けて行われた。今回の参加者はほとんどが初心者だった。宮城県・くりこま高原自然学校校長の塚原俊也さん、岩手町の自然遊びクラブ代表の豊留雄二さんが講師を務めた。

  同日は水量が少なく、向かい風の中を進む運行となった。ゴムボート川下り大会と異なり、ダムからの放流がないため、ゆっくりと下った。終了後は流域の景観やラフティングそのものの感想についてアンケートも行われた。

  日下美緒梨さん(岩手大人文社会科学部1年)は「パドルをこぐのが楽しかった。別のボートの人と水を掛け合って、はしゃいだ」と笑顔。高木場のり子さん(同)は「川下りはなかなかできないので、良い機会になった。思ったよりも揺れなかった」という。

  宮城県出身の日下さんは市街地を流れる北上川の印象について「街のど真ん中に大きな川が流れていてとても良い」と話した。

  モニター運行は2010年9月以来。安藤理事長が昨年3月まで北海道の大学で教壇に立っていたため休止されていた。この間道内の自然河川のラフティングとの比較研究を通じ、手法の採用など都市河川である北上川で実施する構想を温めてきた。例えば尻別川流域では観光ラフティングに8社が進出し、年間5万人の入り込みがある。

  安藤理事長は「東京五輪開催が決まり、この間国内でスポーツツーリズムが盛んになるだろう。それはアウトドアであり、五輪の勢いをそこにつなげていきたい」と意気込む。

  「ゴムボート川下り大会出場者を母集団に、猊鼻渓川下りなどの需要も含め、スキー客に冬季のラフティングなど国際化も想定している。趣味だけのラフティングは自然環境が悪化する可能性がある。エコロジーとエコノミーを両立させて浸透を図りたい」。

  立ち上げる協議会では事業の起業家育成にも取り組みたい考え。


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