盛岡タイムス Web News 2014年  7月  11日 (金)

       

■  台風8号 きょう本県に最接近 盛岡地方 風雨に厳戒、急ぐ農家


     
  台風接近に備え、大雨の中でブルーベリーの収穫を急ぐ紫波農園の従業員  
  台風接近に備え、大雨の中でブルーベリーの収穫を急ぐ紫波農園の従業員
 

 台風8号は、11日昼過ぎから夕方にかけて本県へ最接近するおそれがある。盛岡地方気象台によると、11日午後6時までの24時間雨量は多いところで150_。明け方から昼過ぎにかけて1時間に50_の非常に激しい雨となる。その後も雷を伴い、1時間に40_の激しい雨が降る見込み。陸上の最大風速は10b、最大瞬間風速は20bが予想される。同気象台は土砂災害や低い土地での浸水、河川の増水、梅雨前線による短時間の豪雨、落雷やひょうへの注意を呼び掛ける。

  台風8号は10日午後3時現在の予想では、本州南岸沿いに東北東へ時速45`で進んでいる。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25b、最大瞬間風速は35bとなっている。11日正午の予想円の中心は仙台市の東南東約160`の海上。同午後3時には三陸沖で温帯低気圧に変わり、北海道の東へ進む見込み。

  県内では台風接近前から、台風からの暖かく湿った空気が流れ込み、東北地方に停滞している梅雨前線の活動が活発になっている。県内のアメダスの状況は、午後1時までの多いところで雫石町葛根田の46_。今後、前線は東北北部に停滞する予想で、雨が長時間降り続く可能性がある。

  同気象台では、風が強まった後、雨が激しくなった後の避難行動は困難なため、早急な準備と避難行動を呼び掛ける。自宅周囲の危険箇所の確認が必要なほか、雨がやんだ後の土砂災害、河川の増水や氾濫に注意する必要がある。短時間の豪雨では、低い土地で浸水のおそれがあるため、水が集まりやすい場所での警戒も重要となる。

  台風の接近を前に10日、農作物の被害を最小限にとどめようと、雨の中で作業する農家らが見られた。紫波町小屋敷の紫波農園(田苗恒二社長)では、従業員5人がブルーベリーの収穫作業を急いだ。食べ頃の実は雨で容易に落ちるため、早めの収穫を行い、台風に備えた。

  同社の菊池巧農場長は「収穫作業は毎日しているが、台風が来るため急いで作業した。冷凍や加工もやっているので、採れるうちに採った方がいい。雨による落果もだが、長雨による病気の発生も心配」と話していた。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします