盛岡タイムス Web News 2014年  7月  15日 (火)

       

■  〈おらがまちかど〉22 盛岡市 上田2丁目地内 印刷屋さんで土曜は産直 ジロー印刷企画 野菜と一緒にポストカード

 

     
  野菜やオリジナル文房具が並ぶ、ジロー印刷企画の産直「みでって」  
  野菜やオリジナル文房具が並ぶ、ジロー印刷企画の産直「みでって」
 

 盛岡市上田2丁目のジロー印刷企画(名久井龍夫社長)は毎週土曜日の午前中、同社店頭で産直「みでって!」を開いている。野菜と一緒に、従業員がデザインしたオリジナルポストカードやレターセットが並ぶのも印刷会社の産直ならではだ。

  昨年9月、「印刷屋をもっと身近に感じてもらおう」と従業員の簗場真樹さん(32)が旗振り役になり、知り合いの農家や近所の家庭菜園から商品を集めてオープン。初めは「今年の年賀状印刷は大丈夫か?」といぶかしがられたが、回を重ねるごとに、認知度が高まり、訪れる人も増えた。

  本業の繁忙期と重なる冬は休み、5月に再開。月1回は綿菓子作り、ヨーヨー釣りといったミニイベントもある。自ら育てた大根やニラを出品している畑中正雄さん(65)=同市上田3丁目=は店頭に並ぶ新鮮野菜や、子どもたちの元気な姿に「地元にとっても良いこと」と目を細める。

  従業員たちの創作意欲も高まった。ポップなイラストを表紙にしたノートやメモ帳は、利府絵美さん(31)の作品。利府さんは「子どもが生まれ、イラストの仕事は諦めていた。活躍の場を作ってもらえてうれしい。地域の人との関わりが新たな発想につながる」と声を弾ませる。

  のら猫を撮影した写真をポストカードに仕立てた青木美由樹さん(52)も「趣味の世界が日の目を見た」と喜ぶ。

  同社は1986年創業。盛岡の風景を題材にした水彩画で知られる真壁次郎氏(1924〜2011)が、先代社長の恩師だった縁で「ジロー」を会社名にした。同社が発行している真壁氏の絵はがき「街 もりおか」シリーズは根強い人気商品だ。

  名久井社長(45)は「大きな仕事はもちろん、名刺や封筒など、こまごまとした仕事も気軽に頼めるまちの印刷屋になりたい。新たな取り組みが地元商店街の活性化にもつながってくれれば」と話す。

  産直「みでって!」は午前8時から正午まで。11月まで開催予定。問い合わせは電話019−651−6644へ。
(馬場恵)


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