盛岡タイムス Web News 2014年  7月  22日 (火)

       

■  〈おらがまちかど〉23 山下浩平 紫波町 北七久保地内 地域住民の思い結集 公園「松ぼっくり山」 子ども集う秘密基地


     
  松ぼっくり山の活動に携わる佐藤会長、戸塚さん、鈴木さん(前列左から)、佐々木副会長(最後列)  
  松ぼっくり山の活動に携わる佐藤会長、戸塚さん、鈴木さん(前列左から)、佐々木副会長(最後列)
 

 紫波町二日町北七久保地内に、地域住民の思いが詰まった公園「松ぼっくり山」がある。松林を活用して、マツクイムシ被害に遭ったマツを伐採して森を切り開き、自然木を使った遊具などが置かれている。地面には伐採したマツのチップが敷かれ、安全に遊べるような配慮もある。放課後の時間帯には小中学生がこぞって遊びに来る、人気の秘密基地になっている。

  地域住民で組織する「松ぼっくり山を考える会」(佐藤隆五郎代表)を中心に、山の管理やイベントなどが開かれている。生まれるきっかけとなったのは、7年ほど前に同地内に引っ越してきた戸塚匡子さん。「この場所に遊び場ができないか。良い環境で子どもたちに遊んでほしい。また、地域の皆さんとつながりを作りたい」という思いから始まった。

  その声に応じたのが、佐藤代表と佐々木稔副代表。2011年に活用のための勉強を始め、12年に同会を設立。伐採や遊具づくりなど、継続して活動を続けてきた。足掛け3年。松ぼっくり山には立木からロープをつるして作ったブランコ、枯損木を活用したテーブルや椅子、笹林を利用した秘密の通路や隠れ家など、子どもたちが喜ぶ手づくりの仕掛けがいくつも施された。

  「子どもたちがあいさつをしてくれるようになった」。そう話すのは、同所の管理に携わっている一人、鈴木幸太郎さん。今では年代を問わず、たくさんの人でにぎわう場所。竹馬など、お年寄りが子どもたちに昔の遊びを教えることもあるという。その中で子どもたちも地域の人たちの顔を覚え、自然な形の中で世代間の交流が生まれている。

  戸塚さんは「地域とつながりたいと思い活動してきたが、とてもいい出会いができた。継続には難しい面もあると思うが、いろいろな方の知恵を頂き、工夫していければ」と3年間を振り返る。

  佐藤代表は「森林、里山を守り継いでいくため、協力し合いながら、もっと活動を盛り上げていきたい」と話している。
  (山下浩平) 


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