盛岡タイムス Web News 2014年  8月  3日 (日)

       

■ 夏空に響く15の心 臼澤みさきさん(盛岡市)新曲で夏祭りに華 テイチクから「さんさ里唄」

     
  「さんさ里唄」のCDを手にする臼澤さん  
  「さんさ里唄」のCDを手にする臼澤さん
 

 盛岡市の歌手の臼澤みさきさん(15)の新曲「さんさ里唄」(テイチクエンタテイメント)が、今年の盛岡さんさに華を添えている。大槌町出身。小学生から民謡でのどを鍛え、東日本大震災後、「故郷ブルースカイホームランド」のヒットが、被災地を元気づけた。新曲は長塚全作詞、津田直士作曲。「無数の太鼓の音が里に幸の色奏で」と、さんさの躍動をJポップ調に歌い上げ、震災復興への願いを込めた。プロモーション映像は盛岡市の三ツ石神社で、公募の踊り手をバックに撮影した。高校生歌手の臼澤さん。夏空に15の心が響き渡る。

 −「さんさ里唄」はどんな曲。
  この歌はわたしが習ってきた民謡とポップスの要素と、伝統的なさんさ踊りを融合させた、とても躍動感あふれる明るい曲。さんさ踊りはミスさんさの方が踊ったのを見たことがあり、とてもしなやかで衣装が美しく、きれいだと思っていた。

 −公募で選ばれた踊り手とのプロモーションビデオは。
  オーディションで選ばれたのはわたしと同い年の人で、その人が所属している「さんさ好み」という踊りの方々と一緒に、三ツ石神社で撮影した。自分も祭りに参加している気持ちになりながら撮影し、とても楽しかった。反応はいいと思う。さんさ好みの方々も喜んで踊っている。ブログを書き始めたら、ファンの方々が良いコメントをしてくれてうれしかった。

  −臼澤さんや福田こうへいさんの人気で民謡を習う子が増えている。
  民謡は2枚のアルバムを出した。収録している民謡は三味線と尺八だけではなく、そこに現代風の新しいアレンジを加えてもらい、わたしの民謡になっているので、民謡の新しい面を見せながら、幅広い世代に聞いてもらえるチャンス。「外山節」「チャグチャグ馬コ」「南部牛追い唄」「そんでこ節」などを歌っている。

  −洋楽の影響は。
  アイルランドの音楽が好き。世界中の伝統的な音楽に手を加えて、日本語の歌詞を付けて歌ったり、節を付けてみたり。「さんさ里唄」と言うように、里唄というものを作っていければと思う。

  沖縄に島唄があるように、こちらにも東北や岩手にいる人たちにしか感じられないものがあると思う。そういうものを詩にしてメロディーにして、曲にできたらいい。

  −海外公演は。
  今年2月にカナダのビクトリアに行って、盛岡の姉妹都市でいろんなところに連れていってもらい、クライストチャーチ大聖堂で歌ったら響いて気持ちよかった。行ったことがないのでヨーロッパに行きたい。台湾では4日ステージがあって、毎日来てくれる女の子がいたりして、最後は予定していなかったが、サイン会で握手したり、台湾にも行って一人でもファンを作りたかった。全国ツアーもやりたい。

  −学生生活は。
  単位制の高校なので自分でスクーリングを決めたりレポートを書いたり、中学生から歌と勉強の両立に頑張ってきた。その頑張りを無駄にしないためにも、高校生になって3カ月だが、バランスを取ってやっていきたい。

  −被災地のために。
  大槌に3カ月ぶりに帰ったら懐かしくて、デビュー曲「故郷ブルースカイ」を歌うときは今でも風景が変わるようで面白い。これからもふるさとを大切にして、大槌に住んでいる人や家族や友達に心が届くように一生懸命歌いたい。


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