盛岡タイムス Web News 2014年  8月  5日 (火)

       

■  〈おらがまちかど〉25 盛岡市 本町 あかりにともる不忘の誓い 下小路中と振興会 震災命日の11日にLEDライト


     
  自分たちで作ったLEDライトに復興の願いを込める下小路中の生徒たち  
  自分たちで作ったLEDライトに復興の願いを込める下小路中の生徒たち
 
  東日本大震災の月命日に当たる11日、盛岡市内の街角に、犠牲者を弔い復興を願う「11日の灯(あか)り」がともる。牛乳パックなどを再利用した手作りの灯りは「あの日」を忘れない盛岡市民の誓いの証しでもある。

  この「11日の灯り」を、より安全で環境にも優しいLEDライトで作成しようという活動が先月30日、同市本町通1丁目のマンション集会室で行われた。本町地区に住む下小路中生徒の地域活動として、本町振興会(松本静毅会長)が協力して企画。1年生から3年生まで11人が、ろうそく型LEDライトとガラス瓶を利用して「11日の灯り」を制作した。

  透明なOHPシートに文字やイラストを描き、瓶の中へ。瓶の中央に、ろうそく型LEDライト立ててスイッチを入れると、穏やかな光とともに「絆」や「輪」、「心」など生徒たちのメッセージが浮かび上がった。

  3年生の田中一眞君(14)は「被災地で直接、活動できることは少ないけれど、間接的にでも被災した人のためになることを続ける努力をしたい」、村田佳子さん(14)も「天国にいる方たちにも思いが伝わるといい。雪かきや清掃とは、また違った新鮮な思いで活動できた」と話した。

  「11日の灯り」は、被災地への思いを共有する、市民グループ「モーリオの空」の呼び掛けで始まり、もりおか復興推進しぇあハート村をはじめ、本町通や大通の商店街などにも広がった。本町振興会では35事業所が協力。直火の心配がない灯りの普及で、協力事業者が増えることを期待している。

  松本会長は「若い世代を巻き込むことで地域活動を盛り上げ、継続していきたい。『11日の灯り』への関心もさらに深まってくれるとうれしい」と願った。
(馬場恵)


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