盛岡タイムス Web News 2014年  8月  10日 (日)

       

■  全国完全制覇目指し 盛岡二高文学研究部 地元と日向市の短歌甲子園出場 形式異なる両大会に挑む


     
  二つの短歌甲子園で優勝を目指す盛岡二高の文学研究部  
  二つの短歌甲子園で優勝を目指す盛岡二高の文学研究部
 
  盛岡二高(土川敦校長、生徒602人)の文学研究部(千葉涼花部長、部員8人)は、宮崎県日向市で開催される「牧水・短歌甲子園」(日向市など主催)=23、24日=と、盛岡市で開催される「短歌甲子園2014(第9回全国高校生短歌大会)」(同実行委員会主催)=28〜30日=の全国に二つある短歌甲子園にそれぞれ出場する。石川啄木と若山牧水―縁ある文人それぞれの古里で開かれる全国大会。啄木の古里から挑む同部は、2大会とも優勝し、史上初の完全制覇を目指す。
 
 啄木を輩出した盛岡で始まった全国高校生短歌大会は、以前から全国の高校が出場資格を持っていた。一方の牧水・短歌甲子園は今年から参加資格を全国に広めた。これにより、今年から全国の高校が両大会に出場できるようになった。盛岡二高と茨城県立結城二高が初の両大会出場になる。また、これまでに両大会を同時制覇した高校はない。

  両大会とも、3人1チームで出場する。同部からは、牧水・短歌甲子園に千葉部長(3年)、山本莉菜さん(同)、菊池裕香子さん(同)が出場する。短歌甲子園2014には千葉部長、松嶺綺さん(同)、佐久山寛子さん(同)が出場する。

  牧水・短歌甲子園には、全国から27校48チームが応募。選考を通過した12チームが本戦に出場する。短歌は一般的な「縦書き一行」。大会では生徒のディベート(討論)を重視する。同部はもちろん初参加となる。

  短歌甲子園2014には、全国から50校67チームが応募。選考を通過した36チームが本戦に臨む。短歌は啄木特有の「三行書き」。定められた「お題」についての短歌を規定時間内に提出し、その優劣を競う。同部はこれまで8回出場し、2度の3位入賞を果たしている。

  短歌甲子園2014に出場の佐久山さんは「出場するからには優勝を狙う。ディベートが苦手なので、相手に伝えることを意識して練習から取り組みたい」と意気込む。牧水・短歌甲子園に出場する山本さんは「出場12校の中で、東北は私たちだけ。実力を証明したい」と誇りを胸に挑む。

  中3日というまさに高校野球さながら、しかも長距離移動を伴う強行日程で大会に臨む。両大会のメンバーである千葉部長は「試合形式も違うが、作った歌の思いを皆さんに届けられたら。ぜひ優勝したい」と目標を掲げる。

  同部顧問の菊池陽教諭は「短歌は楽しむもの。大会ではいい短歌を評価してもらえる。東西の短歌甲子園に出場し、本当の意味での全国制覇を期待したい」と願っている。



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