盛岡タイムス Web News 2014年  8月  13日 (水)

       

■  滝沢市長選 8年ぶり選挙戦へ 現職、元職が出馬予定 柳村典秀氏は公約発表 柳村純一氏は月内表明 告示まで3カ月切る


       
  柳村純一氏 柳村典秀氏  
 
柳村純一氏
柳村典秀氏
 

  任期満了に伴う滝沢市長選は、11月9日の告示まで3カ月を切った。これまでに現職の柳村典秀氏(59)が3選を目指して出馬表明。元滝沢村長の柳村純一氏(63)も11日までに立候補の意思を固め、8年ぶりの選挙戦が確実な情勢となった。1月の市制移行後、初の市長選。県立大などと連携した産業基盤の整備や、地方中枢拠点都市構想を踏まえた盛岡市など広域市町との連携など、将来を見据えた市政のかじ取りが注目される中、中身の濃い政策論争が期待される。

  現職の柳村典秀氏は市議会3月会議で、新志会の代表質問に「これまで市制を進めてきた責任者として、ここで投げ出すわけにはいかない」と出馬表明。8日に公約も発表し、市制移行にあたって掲げてきた住民自治を3期目で「具体的に進める」と意欲を語った。

  公約は「幸福感」がキーワード。策定中の次期総合計画を視野に▽希望の持てる産業振興と雇用拡大の推進―など6項目を基本政策として掲げる。政党推薦は要請せず、無所属で出馬する意向。後援会(工藤政憲会長)の再構築を図り、8月中にも役員会を開く。

  選挙戦が濃厚となったことを受けて12日、柳村典秀氏は盛岡タイムス社の取材に対し「これまで主張してきたことを淡々とやるしかない。市政を軌道に乗せなければならない。いずれ、これまでやってきたことを評価してもらう機会となる」と述べた。

  元職の柳村純一氏は11日、盛岡タイムス社の取材に「2度連続の無投票で首長が決まるのは良くない」と立候補の意向を語った。8月下旬をめどに政策をまとめ、正式に出馬表明する。

  約32億円を投じる交流拠点複合施設整備、総事業費約36億円を見込む小学校新設など大型事業への対応で、厳しくなるとみられる市財政の在り方を主な争点に戦う構え。「自分なりの試算では、市財政は2017年ころには破綻状態になる。ゼロベースで予定事業を見直し、優先順位を考えていく必要がある。市の再生を図りたい」と話す。

  政党には推薦要請せず、無所属で出馬する予定。黒沢明夫市議会議長を会長に、後援会を構築する。保守系議員を中心に、複数の市議に既に支援要請しており、党派を超え、幅広い浸透を図りたいとしている。

  2006年11月に行われた村長選では、引退表明した柳村純一氏の路線の継続を訴えた候補が敗れ、柳村典秀氏が約3千票差で当選した。4年前の前回選挙は、無投票で柳村典秀氏が続投。今回選挙は、現職の8年間の市(村)政運営の評価を問う戦いになる。

  同市長選は11月9日告示、16日投開票。6月1日現在の選挙人名簿登録者数は4万4003人(男2万1422人、女2万2581人)。


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