盛岡タイムス Web News 2014年  8月  15日 (金)

       

■ 〈潮風宅配便〉212 草野悟 うれしい心配りの三鉄

 

 

     
   
     

 大阪に転勤になった友人のまき君が電話で、「もうクタクタ。朝の9時なのに35度を超えたんですよ。そっちはどうですか」と聞いてきました。「うん、いまは爽やかな潮風で、気温は22度くらい。少し暑いかな」と答えますと、「もう、いじめないでくださいよ」と悲痛な声を上げました。三陸沿岸の気候は、首都圏から見れば理想の避暑地。日中に30度近くなっても、朝晩はクーラーは要りません。

  いっそのこと、東京や大阪、群馬などの猛暑地帯に住む人たちは、こぞって岩手に移住すればいいのにと真剣に考えていきますと、「そうか、交流人口より定住人口が一気に増えて、2040年に消滅するぞ、なんて予測とは無縁になる。だったらのんびりと、インターネットはやめて糸電話にして、三鉄も最高速度25`。のんびりとした大都会ができるな。」なんて妄想を描いて一人ニンマリしてしまいます。

  という妄想は別にしまして、三鉄宮古駅は、緑のカーテンが2階まで届いています。駅前の景観に一服の涼を作っています。ゴーヤもキュウリも社員が毎日一生懸命、愛情を注いできましたので、みずみずしい実がたくさん付いています。よく見ると、左側の手すりにはさみがあります。文章も書いてあります。「どうぞ自由に収穫してください」と。なんという太っ腹なサービスなのでしょうか。住民の皆さんも心得たもので、全部独り占めにするようなことはしません。1、2本いただいて、無人の緑のカーテンに軽く会釈しています。「ありがとう」と言っているのですね。三陸沿岸の爽やかな風は、人々の気持ちも実に爽やかです。決してあくせくせずにのんびりと。ゆったりとした時が流れていきます。

  もっとも三鉄の望月社長は、全国からの講演依頼で大忙し。「たまにはのんびり」は許しません。大事なPRマンですから、せっせと稼いでいただきます。山菜採りと釣りと仕事で真っ黒に日焼けした望月社長。頑張ってください。
(岩手県中核観光コーディネーター)


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