盛岡タイムス Web News 2014年  9月  11日 (木)

       

■  滝沢市 いじめ対策連絡協設置へ 中学生自殺問題 年度内に条例制定へ


 滝沢市は、同市の中学2年生が自殺した問題を受け、市いじめ防止基本方針の策定、市いじめ問題対策連絡協議会の設置に向けて年度内に条例制定を目指す。10日の市議会一般質問で佐藤恭孝市教育委員長が明らかにした。同日は市議3人中2人がこの問題を取り上げた。自殺の発覚後初めて佐藤教育委員長が議会に出席し、質問に対して答弁した。一般質問は12日まで3日間で計9人が登壇し、うち6人がこの問題をただす。

  同市教委教育総務課によると、いじめ防止基本方針は、いじめ防止対策推進法の2013年9月施行後市内の小中学校単位で策定されている。連絡協議会も同法ができて以降、具体的に設置の動きが出ているが、県内での設置実績は少ない。

  市教委では今回の生徒の自殺を踏まえ、全市版の基本方針を策定し、いじめ防止や起きてしまった場合などの組織の対応、保護者との連携などの在り方について規定する。連絡協議会は、市教委や学校関係者だけでなく、外部の有識者らも構成に含めることを想定している。いずれも新年度以降に内容が検討される見通し。

  同日は川原清(無所属)、高橋盛佳(新志会)の2氏がこの問題を取り上げた。川原氏は再発防止策について質問した。

  佐藤委員長は「年3回の生徒指導連絡協議会を開き、生徒指導の諸問題について関係機関との協議を通じ、指導の重点を確認し、各校の指導徹底を図ってきた。今後、年1回の市いじめ調査を行うなど一層の取り組み徹底を図る」と約束した。

  市議会では通例、教育委員長に答弁を求めても教育長が答弁している。今回は保護者や市議から「市教委のトップとして委員長から聞きたい」などとする要望を受け、佐藤委員長が出席、答弁した。

  高橋氏は「市教委、学校の対応へ不満を抱いている保護者も少なくない。委員長は承知しているか。保護者に直接話を聞く用意があるか」とただし、教育委員と住民の意見交換の場設定も求めた。

  これに熊谷雅英教育長が代わって答弁すると、「委員長に聞いたのだ」と高橋氏が改めて質問した。佐藤委員長は「委員会内で検討したい」と述べるにとどめた。


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