盛岡タイムス Web News 2014年  9月  14日 (日)

       

■  「商機」荷台に走れ 全国軽トラ市 発祥の地雫石でシンポ 鈴木修氏(スズキ社長)招いて

     
  全国各地の軽トラ市仲間が集まったサミット。来年の開催地、愛知県新城市にのぼり旗をバトンタッチ  
   全国各地の軽トラ市仲間が集まったサミット。来年の開催地、愛知県新城市にのぼり旗をバトンタッチ
 


  軽トラックの荷台を直売所にした朝市「軽トラック市」の発祥地、雫石町で初の全国イベント「全国軽トラ市inしずくいし」(実行委員長・土橋幸男雫石商工会長)が13、14日の日程で開幕した。1日目は全国軽トラ市サミットが開かれ、全国約30カ所の軽トラ市実行委員をはじめ約600人が来場。軽トラ市の関係者が一堂に顔を合わせ、軽トラ市の展望を語り合った。14日はよしゃれ通り商店街で全国軽トラ市が開かれる。

  「軽トラ市に期待する未来」と題した基調講演には、スズキ代表取締役会長兼社長の鈴木修氏が登壇し、「農林漁業と商工業の一体化が第一」と強調した。

  鈴木氏は「他の業種と仲良くしなくてもやっていける時代が終わった。役所の縦割り行政を見直す暇があったら、自分たちが横断的に連携を取ってやることが民間の活力」と指摘。

  課題点を「その町の『銀座通り』で軽トラ市をやる時に、いかに商店街の協力をいただけるか」とし、「商工業者は、農業が主役であって補佐する立場だという考え方をいつまでも持ち続けてほしい」と助言した。

  パネルディスカッションには、日本三大軽トラ市の3氏が登壇。いずれの地域も「中心市街地を元気にしよう」という志で始めたが、集客や出店者の確保など課題は多い。

  魅力作りについて「軽トラ市に合わせて懐かしい映画を上映してもらっている。軽トラ市を核としていろんな団体が入ることに効果を感じる」と宮崎県川南町のトロントロン軽トラ市の宮崎吉敏代表。

  愛知県新城市のしんしろ軽トラ市のんほいルロットの森一洋ワーキンググループリーダーは「10年、20年後、同じ価値観を持っているかが疑問。名前が残ったとしても売り方やスタイルは時代に合ったように変えていく必要がある」とした。

  元祖しずくいし軽トラ市の相澤潤一委員長は「昔は軽トラを売っている市と思われたが払拭(ふっしょく)されて全国に広がった。ネームバリューが高まれば形態が周知される。いろんな場所で開催し、皆さんと盛り上げていきたい」と呼び掛けた。

  14日は午前9時のクラッカーの合図で開会。全国ブースには沖縄県や広島県、静岡県や福島県など24団体が参加する。


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