盛岡タイムス Web News 2014年  9月  27日 (土)

       

■ 中2自殺で第三者委初会合 滝沢市 いじめとの関連調査 



 

     
  自殺問題の第三者調査委員会の初会合で委嘱状を交付  
  自殺問題の第三者調査委員会の初会合で委嘱状を交付  

 滝沢市の市立中2年の男子生徒が5月に自殺した問題で、自殺の背景などを調査する第三者調査委員会の初会合が26日、滝沢市役所で開かれた。弁護士、精神科医ら5人の委員が委嘱され、調査を開始した。いじめ防止対策推進法の規定に基づく第三者委員会の設置は県内初。

  初会合では同市の熊谷雅英教育長が「いじめの事実関係、自殺の背景の調査をしていただくとともに、再発防止についてもご提言いただいきたい」とあいさつ。委員に委嘱状を交付した。

  委員に委嘱されたのは県立大社会福祉学部教授の三上邦彦氏(54)、岩手弁護士会理事の太田秀栄氏(56)、精神科医で盛岡市医師会理事の智田文徳氏(42)、臨床心理士で岩手大・県立大名誉教授の細江達郎氏(71)、県社会福祉士会副会長の坂口繁治氏(56)。

  第三者調査委員会は、いじめが原因と疑われる自殺など重大事態が発生した場合に設けられる。中立公平な立場で学校側の調査の妥当性や自殺の背景などを調査。再発防止に向けた提言も行う。この日は、調査方針や今後の調査日程について協議した。

  男子生徒の自殺をめぐっては、男子生徒が通学していた中学校と市教委の関係者が調査委員会を作り、状況を調査。「いじめと疑われても致し方ない事案があった」と認めたが、自殺との因果関係は「判断できない」と結論づけた。遺族側は納得せず、第三者調査委員会の設置を求めた。

  男子生徒の父親は「これまでの調査の流れでは(事情を知る)子どもたちの声が無駄にされてしまったとの思いがある。外部の専門家によって声を聞き取り、生かしてほしい」と話す。

 


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