盛岡タイムス Web News 2014年  10月  10日 (金)

       

■  自作の絵を感謝込め 若冲に触れたいちご保育園 プライス夫妻に贈る


     
  プライス夫妻(右)に絵と手紙が手渡された  
 
プライス夫妻(右)に絵と手紙が手渡された
 

 盛岡市本宮松幅の県立美術館を8日、昨年開かれた復興支援特別展「若冲が来てくれました―プライスコレクション 江戸絵画の美と生命―」の主催者であるジョー・プライス氏と悦子夫人が来館した。同展を鑑賞したいちご保育園(同市本宮三丁目)の当時の年長組園児(現在の小学1年生)10人が、同展の印象を描いた絵を二人に贈呈。芸術と出合う機会を与えてくれた夫妻に、改めて感謝を伝えた。

  プライス夫妻は東日本大震災後、日本の人たちの力になりたいという強い思いで、岩手、宮城、福島の3県での江戸絵画コレクション公開を実現させた。同館では昨年5月18日から7月15日まで前期・後期構成で開催され、子どもから大人まで7万人以上が観覧した。さらに夫妻は、同展の図録などの収益を各美術館に寄付。同館ではその寄付金で、来年と再来年に被災地や遠隔地の小・中・高生を同館に送迎する事業を計画中という。

  贈呈式には、プライス夫妻といちご保育園元園児、保護者、同館職員ら計約40人が参加した。始めに同園の吉田宏子園長が昨年の鑑賞の様子を「連れてくる前は少し心配したが、作品の前に立って真剣に見ている姿、感動している姿が伝わりとてもうれしく思った」と報告。その後、子どもたちが夫妻に絵を手渡した。

  代表して梅田那義君(本宮小1年)が「僕は絵を見た後に、保育園で七面鳥を描きました。形が面白くて色がきれいだったからです。プライスさんに会えてとってもうれしいです。きょうはありがとうございました」と感謝の手紙を読み上げた。

  プライス氏は子どもたちからのプレゼントを満面の笑みで受け取り「みんなが昨年の江戸絵画展に来て楽しんでくれて、私も楽しかった。将来あの展覧会を思い出してくれたらとてもうれしい」とあいさつした。


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