盛岡タイムス Web News 2014年  10月  17日 (金)

       

■  長治二中(中国山西省)と交流10年 龍澤学館 日本語学科開設と同時に 留学生の夢実現応援


     
   姉妹校締結10周年を迎えた長治二中を訪問した川村晴樹さんと留学生の範佳偉さん、?弘博さん(左から)  
   姉妹校締結10周年を迎えた長治二中を訪問した川村晴樹さんと留学生の範佳偉さん、?弘博さん(左から)
 

 盛岡市の学校法人龍澤学館(龍澤正美理事長)の運営する専門学校で日本語学科が開設10周年を迎え、盛岡中央高校(富澤正一校長)と中国山西省・長治市第二中学校(路軍校長)との姉妹校締結も10周年を迎えた。同法人本部総務課特任部長の川村晴樹さんは8日から12日まで、岩手山西会第26回日中友好の翼(大内豊団長、団員7人)に参加し、訪中団員とともに長治市の同校を訪問して歓迎を受けた。川村さんは「岩手山西会の支援もあり、10年で同省から約30人の留学生を迎えている。若い人たちが日本・盛岡に来て夢を実現することができるよう、交流を継続していきたい」と話す。

  第26回日中友好の翼は、岩手山西会(会長・大内豊盛岡タイムス社社長)の主催。長治市と長治二中を表敬訪問したほか、同市内の日中友好農場などを視察した。

  一行は10日に長治二中を訪問。2004年の姉妹校締結から10年にわたる教育交流に感謝し、路校長に感謝状を贈呈した。

  長治二中は日本の高等学校に当たり、生徒数約4千人のマンモス進学校。12年5月には、同校教員、生徒合わせて10人の親善交流団が来日し、盛岡中央高の生徒と交流。折り紙や茶道などを通して日本文化に触れた。13年に盛岡市民文化ホールで開かれた第15回CHUO国際教育フォーラムにも同校生徒が参加している。

  10月から盛岡情報ビジネス専門学校日本語学科に短期留学(3カ月コース)している長治二中出身の範佳偉(ハン・カイ)さん(19)は「盛岡は人が優しく空気がおいしい、とても静かできれいな街。一番好きな場所は県立図書館」と盛岡の印象を語り、「(日本・岩手の人の)規則を守るところ、努力をするところは素晴らしい。長治の人に伝えたい」と話す。車が大好きで街を走る車に大いに刺激を受けていると言い、これから経済の勉強をしていきたいという。

     
  第26回日中友好の翼で山西省長治市・長治二中を訪問した本県の訪中団  
  第26回日中友好の翼で山西省長治市・長治二中を訪問した本県の訪中団
 


  同じく10月に日本語学科に入学した?弘博(ケイ・コウハク)さん(24)=山西大学出身=は「教育者になり大学で教えたい」と夢を持ち、これから1年6カ月同学科で学ぶ。「盛岡の街の雰囲気に、人々の優しさや真面目さが表れている。中国と日本の両国がもっと理解し合えれば、もっと友好関係が築けると思った」と、交流の継続と中日の友好を願っていた。

  同学科で日本語と日本文化を学んだ卒業生は、岩手大農学部など日本の大学・大学院に進む人も多く、中国に帰国後はそれぞれの分野で活躍している。日本語学科10周年記念式典は、24日に盛岡市のホテル東日本で開かれる。

  長治市を表敬訪問し、長治二中の生徒と交流した大内団長は「長治の高校生はこまやかで真面目で、勉学に熱心な人が多い。新渡戸稲造ら多くの人材を輩出している岩手に、これからも多くの人を迎えたい」と話している。


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