盛岡タイムス Web News 2014年  10月  18日 (土)

       

■ 雫石町長選 舌戦きょう限り 3陣営の動き活発 票上積みに全力


  任期満了に伴う雫石町長選は19日に投票が行われる。届出順に、元町議会議長の新人猿子恵久氏(57)、現職深谷政光氏(70)、元職中屋敷十氏(63)の3氏がいずれも無所属で立候補。選挙戦は日を追うごとに熱さを増し、舌戦も残すところ一日限りとなった。18日は3陣営いずれも町内全域を遊説し、票の上積みに全力を振り絞る。

  猿子氏は長年の町議、議長経験を基に町の現状を「前に進んでいない」と訴えながら、産業振興を柱とした五つの政策を提示。「誰もが潤い育つ町」を念頭に、生まれ育った古里の明るい未来づくりに大志を抱く。

  町議初当選からの政治理念「雫石町の自然と産業は一体」を基に町の基幹産業である農業と観光に加え、商工業との連携で地域ぐるみの6次産業化を唱える。稲作・園芸・畜産を中心とした農業振興計画の策定や滞在型・体験型のツーリズム開発、地元商店と一体となった宅配・福祉事業の確立などを掲げる。

  18日は町内6カ所で街頭演説の予定で、午後7時ころから同町長山の旧JA西山支所前で打ち上げる。

  深谷氏は2010年、民間出身の感覚で町政の刷新を訴え、2度目の挑戦で初当選。町財政の健全化に努めながら、「みんなが主役のまちづくり」を進めてきた。豪雨災害からの本復旧と引き続き町財政の健全化を念頭に、五つの基本構想と三つの新構想を提示する。

  「公正が信念」を基に旧来のしがらみに捉われない広い視野による政策を展開する構え。お年寄りを大切にする町づくりを核に福祉を充実させながら、生産から販売までの農業戦略の構築、町内の「街道」を観光資源とした交流人口の増などにも取り組む考え。

  18日は町内3カ所で街頭演説の予定で、午後7時半ころから同町長山の事務所前で打ち上げる。

  中屋敷氏は県議や町長2期8年など豊富な行政経験と強いリーダーシップを礎に町の活力を取り戻そうと再出発。「自立」「参画」「交流・連携」の視点で四つの施策展開を示し、町政にてこ入れを図る考え。

  活力源として農業と観光を中心にした産業の再構築を訴える。農業では米価の下落に緊急対応しながら、4年間の民間経験を基に販路や流通システムの導入などを検討。観光では、増加する外国人観光客への受け入れ支援や鶯宿温泉の魅力づくりなどに取り組む。将来の鍵を握る若者によるまちづくり事業の創設も唱える。

  18日は町内9カ所で街頭演説の予定で、午後7時半ころから同町高前田の事務所前で打ち上げる。

  欠員に伴う町議補選の立候補者は、届出順にいずれも無所属新人の山崎芳邦氏(69)、横手寿明氏(45)、細川祐弘氏(58)の3氏。町長選と同日程で執行され、2議席を争う。

  期日前投票は18日午後8時まで、町役場3階大会議室で行っている。16日までに、前回選挙よりも約40人少ない300人が投票を済ませた。19日の投票は午前7時から午後8時まで、町内12カ所の投票所で行われる。

  同町選挙管理委員会によると、13日現在の選挙人名簿登録者数は1万4937人(男7114人、女7823人)。


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