盛岡タイムス Web News 2014年  10月  20日 (月)

       

■  雫石町長選 深谷氏が大差で再選 投票率は72・05% 中屋敷氏、猿子氏及ばず

 

     
  万歳三唱で再選の喜びを支持者らと分かち合う深谷政光氏  
  万歳三唱で再選の喜びを支持者らと分かち合う深谷政光氏
 

 任期満了に伴う雫石町長選は19日投票が行われ、即日開票の結果、無所属の現職深谷政光氏(70)が4845票を獲得し、再選を果たした。雫石の自然環境や教育、福祉に力を入れてきた1期4年の深谷町政の継続に期待する町民の支持を集めた。地域ぐるみの産業おこしを訴えた元町議会議長の新人猿子恵久氏(57)は3076票、町の再出発を唱えた元職中屋敷十氏(63)は2684票にとどまった。4人が出馬した2002年以来、現職、新人、元職の3人が名乗りを上げた混戦模様となったが、投票率は前回を3・24ポイント下回る72・05%で過去最低となった。

  深谷氏は2010年、地縁血縁などのしがらみのない候補者として、2度目の挑戦で初当選。町政の刷新を訴えた前回選挙からの流れを基に、公正を信念に「みんなが主役のまちづくり」を掲げ、再選を期した。公務優先の本人に代わって、再構築した後援会(上森合騎市会長)が活動を着実に展開し、支援の輪を広げた。

  現職としての知名度を生かし、新たに開設した後援会公式ホームページでの情報発信や女性部による町全域でのあいさつ回りなどで、各層に浸透を図った。選挙戦では全町を丁寧に回り、町民一人ひとりと握手を交わしながら、触れ合いを大切にした運動を展開。政策だけでなく、柔和な人柄もアピールしてきた。

  最年少の猿子氏は若さと行動力を強みに、後援会(村上功会長)の青年部と連動し、あいさつ回りを重ね、知名度不足の挽回を図った。花き業界では足腰の強い経営を実現した実業家であることから、農業関係者の支持を伸ばしてきた。「面倒見がいい人柄」との評価で庁内組織の強化に期待する層からも一定の支持が集まった。告示後は、悪天候の中でも街頭演説を行い、産業政策を柱とした「潤い育つ町」の実現を訴えた。

  町政、自身ともに「再出発」を誓った中屋敷氏は出馬表明後、短期間で後援会(中川一会長)を再構築。県職員、県議を経て町長2期8年の実績に裏付けされた行政手腕を買う支持層のほか、ハクセル美穂子総括責任者とともに若者や子育て世代への浸透も図ってきた。「政局ではなく政策を訴える」という構えで、事務所には為書きを貼らず、町民党として再挑戦。告示後は、雫石地区での個人演説会や街頭などから現町政への危機感を訴えた。

  同町選挙管理委員会によると、選挙当日の有権者数は1万4843人(男7066人、女7777人)だった。



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