盛岡タイムス Web News 2014年  10月  27日 (月)

       

■  〈幸遊記〉198 照井顕 加藤アオイの葵繭(あおいまゆ)


 伝統ある日本最大級のジャズ祭「ヨコハマ・ジャズ・プロムナード・2014」そのプロデューサー・柴田浩一さんからの招待を受け夫婦で行ってきた。そのメーン会場だった、横浜みなとみらいホールロビーで、偶然に出会ったのは、出演者でジャズ歌手兼ピアニストの加藤アオイ(62)、真由さん親子だった。

  加藤アオイさんが初めて、僕(ジョニー)に電話や手紙をくれたのはもう20年も前。誰かの紹介だった。以来、時折の手紙や、彼女の活動を知らせる通信が絶えることなく今日に至っています。そのまめさに応えなくてはと思い、初めて彼女のライブを開催したのは、10年近くも経過した、2003年のことでした。

  その時、僕は彼女の歌もさることながら、気に入ったのは、歌の合間のアドリブ演奏とその音の素晴らしさだった。それが、頭の中に残った。6年後の2009年1月24日、開運橋のジョニーでライブを演(や)り、翌25日、北上市のさくらホールで、あの美しいピアノ、ファツ・オーリを使用して、彼女の弾き語り。そして彼女の娘・真由さんとのデュエットを録音した。

  アオイさんの本名である「葵」と、娘さんの真由の名を「繭」にしたタイトル、「葵繭」(AOI・MAYU)として、僕のレーベル、ジョニーズ・ディスクより、東京のレコード会社、ウルトラ・ヴァイヴを通じてCDを全国発売。彼女たちのコンサートやライブ会場での手売りもまた、頭が下がるほど、まめでいまだに一生懸命なのである。

  僕らが9月の第1日曜日に開催しているオータムジャズ祭・in・紫波ビューガーデンにも何度か出演していただいたが、久しぶりに来年のジャズ祭にお願いします!と言うので、OKして、みなとみらいホールで彼女の「ワークソング」をじっくりと聴いた。

  加藤アオイさんは1952年大阪生まれ。京都市立芸大ピアノ科卒。上京してフルバンドのピアニストとして、ジャズ界入り。79年渡米し、シカゴを中心にライブ活動。91年「モーヴ」を発表。96、99年にヨーロッパツアー。ウイーンやドイツで好評を博した。娘とのデュオは、96年8月から。その同質の声によるハーモニーが、なんとも魅力的!(カフェジャズ開運橋のジョニー店主)


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