盛岡タイムス Web News 2014年  11月  4日 (火)

       

■  〈幸遊記〉199 照井顕 坂本健の板橋センス!


 東京都板橋区・成増アクトホール。10月14日(2014)この日はジャズピアニスト・穐吉敏子さん(85)と娘さん、歌手・フルート奏者のマンデイ満ちるさん(51)が、親子二人だけでの初めての日本公演初日。何と穐吉さんの代表曲「黄色い長い道(ロング・イエロー・ロード)」に半世紀余りを経て、マンデイさんが詞を書き歌ったのだ。僕はとても驚いた。

  話を遡(さかのぼ)ると、昔、まだ学生だった坂本健(現55歳)さんが、陸前高田にあった「ジャズ日本列島唯一・日本ジャズ専門店のジョニー」を訪れていた。そのせいかは別として、彼は東日本大震災後、岩手、気仙地区(大船渡・陸前高田)を応援しようと決めたらしい。2012年9月、彼らご一行が、開運橋のジョニーに穐吉さんの夫、ルー・タバキンさんの国際トリオのライブを聴きに来て、「東京では考えられない、素晴らしい演奏光景でした」そう言って僕に差し出した名刺は「東京都板橋区長・坂本健」。

  さらに今年5月31日、僕の店で育ったジャズ歌手・金本麻里を都内の「アデロンダック・カフェ」に立たせてもらった時、区長夫妻ご一行も現れて、笑み浮かべ席に着くと胸内ポケットから取り出したのは、僕が送っていた案内状だった。飲みながら秋に来る穐吉・マンデイ満ちるの話をしたら、うれしそうに、翌日にはホールを探してくれたのでした。

  主催は板橋文化国際交流財団。ちょうどTV東京が「ソロモン流」という番組で穐吉敏子さんを特集したことも重なり、チケットはあっという間に完売した。当日開演前や休息時間には、穐吉さんのワイン好きにあやかり、岩手のワインとブドウジュースを、来場者全員に飲んでもらうことになり、岩手県の出先機関・東京のいわて銀河プラザ所長・坂本正樹(36)さん=元・野村胡堂あらえびす記念館の事務局長・坂本安法(66)さんの二男=に電話し、大迫のワインと紫波のブドウジュースを500人分用意してもらったのでした。そのおいしさには皆さんが感激していました。

  打ち上げは、池袋サンシャイン60の59階特別室。穐吉さん、マンデイさん、区長ご夫妻と区の魅力発信課長、文化財団理事長、係長ら14人での会食。そこで区長が穐吉さん、マンデイさん、そして僕にまで区制施行80周年記念の区の鳥花木のロゴ入り扇子を贈呈するセンスの良さに感服!カンパイ!。後日、額入りのステージ写真が3人分届いた。
(カフェジャズ開運橋のジョニー店主)


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