盛岡タイムス Web News 2014年  11月  8日 (土)

       

■ 〈体感思観〉 編集局 相原礼以奈 やんわりと「プロ」意識


 10月23日の夕方は、盛岡市みたけの盛岡大附属高にお邪魔した。人生初のプロ野球ドラフト会議指名選手の取材である。

  同校の松本裕樹君は複数の球団が上位指名を検討した注目選手とあり、集まったマスコミは私の目測で70人ほど。高校野球の他は学芸分野を担当し、普段は一対一の取材が多い私には、かなりの刺激だ。思わず「わぁ、すごい報道陣!」とプロ意識ゼロの感想を持ったことを反省する。

  報道陣の準備は万全。単独1位指名した福岡ソフトバンクホークスをはじめ、指名の可能性がある幾つかの球団の帽子やグッズを用意して現れた記者もいた。準備の良さにさすがと思う。それだけでなく、多くの同業者のてきぱきとした仕事ぶりは迫力さえあった。私は終始、なんとなく圧倒されていた。

  昨年、1年生記者として働き始めたばかりのころ、取材で会った人に「プロだものね」と言われたことを思い出した。

  実際は未熟な新人でも、周囲は自分をプロと見る。読者に情報を伝える責任を担う以上は、それに応える意識を欠いてはならないと改めて感じた。背伸びはしないが、どんな取材にも自信を持って臨みたい。自分の戒めにもなる、初めてのドラフト取材だった。

  松本君は指名後の会見で「今のままでは通用しない。これから自分の足りないところを強化していきたい」と語った。常に向上心を持って黙々と努力する姿勢が印象に残った。けがには十分気を付けて、プロの世界でも勝利の笑顔を見せてほしいと思う。
 


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