盛岡タイムス Web News 2014年  12月  4日 (木)

       

■  復興の思いリキュールに SAVE IWATEと赤武酒造 新商品「くるみのおさけ」発売


     
  クルミがモチーフのかわいらしい帽子をかぶり、新商品をアピール  
  クルミがモチーフのかわいらしい帽子をかぶり、新商品をアピール  

 盛岡市中野の一般社団法人SAVE IWATE(寺井良夫理事長)と赤武酒造(本社・大槌町、古舘秀峰社長)が、国産の和グルミを使用した新商品「くるみのおさけ」(360_g、税込み1500円)を発表した。同法人が、沿岸支援の活動と雇用創出の一環として企画立案した。同酒造が東日本大震災で被災し盛岡市飯岡新田に拠点を移した2年前に提案し、試作を重ね、ようやく商品化が実現した。

  「くるみのおさけ」は、赤武酒造の「浜娘」に和グルミペーストと果糖を加えたリキュールで、アルコール分は12%。原料となる和グルミは、三陸地方に自生するオニグルミで、殻が堅く実が小さいため出回る量は少ないが、えぐみがなく、味わい深い。

  グラスに注ぐと、うっすら油分が浮かぶ。クルミの油は、コレステロールや中性脂肪を下げるオメガ3系の脂肪酸(αリノレン酸)を含む。この長所を生かし、油分と味わいのバランスを工夫した。口当たりが滑らかで、クルミ独特のコクと風味が楽しめる。飲んだ時に酒のうまさも感じられる。底にクルミが沈殿するため、よく振ってから飲む。パッケージは、デザイナーの木村敦子さんがデザインした。

  寺井理事長は「赤武酒造が盛岡に移転した際、コラボ商品が作りたくてプロジェクトを発足した。商品化に困難を極めたが、岩手では餅やごはんにも合わせる。日本酒とも相性がいいはずと信じていた。絶対お薦めという商品ができた」と自信を見せる。

  古舘社長は「この企画を提案された時、斬新さにとても驚いた。本当に難しい商品だった。クルミの味をしっかり残し、味わいよく、なるべく飲み口をきれいにするため、油とクルミの粒のバランスが大切だった。そのままでもおいしいが、寒い時期は温めたり、お湯割りにしても面白い。甘い方がいい場合は、砂糖やミルクを合わせてもおいしいと思う」と、今回の商品作りに対する感想を語った。

  材料となるクルミのペーストを作った浅沼醤油店の浅沼宏一社長は「活用の幅が広げられるようなものを作った。クルミの特徴を生かしたお酒で、クルミの香りもしっかりしている」と話した。

  「くるみのおさけ」は、盛岡市鉈屋町のもりおか町家物語館の大正蔵1階(時空商店)と、インターネット通販「アマゾン」でネット販売する。今後、首都圏のレストランや料理教室で披露し、販路を広げる考え。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします