盛岡タイムス Web News 2014年  12月  12日 (金)

       

■  情報発信に来年コミック 県ILC推進協 県が取り組み予定報告


 県国際リニアコライダー推進協議会(会長・谷村邦久盛岡商工会議所会頭)の役員会は11日、盛岡市内で開かれた。4月からこれまでの取り組みを振り返り、今後さらに、国内外での理解促進や加速器関連産業の育成などに力を入れる方針を確認した。

  同協議会は公開講演会や先進地視察、医療応用といった加速器科学の連続セミナーなどに取り組んだ。国や国会議員、学術研究者への要望活動も重ねており、12日にも県商工会議所連合会として文科省、復興庁、中小企業庁を訪問し、ILC誘致を働き掛ける。

  県政策地域部科学ILC推進室からも取り組みについて報告があり、スムーズなILC建設へ向け、イヌワシなど猛きん類の生息状況調査や庁内ワーキングによる課題の検討を進めていることなどが示された。

  国内外への情報発信のため、来年3月にはILC普及啓発コミックを発刊。3月に仙台市で開かれる国連防災世界会議でもILCブースを設けPRする。2月には「(仮称)いわて加速器関連産業研究会」の設立も予定。

  協議の中では「岩手、宮城以外の東北各県と取り組みに温度差があるのでは」との意見があり、各県の加速器関連のプロジェクトと連携を深めながら、東北全体でILCの受け皿としての機運を高めていくことを確認した。

  このあと、行われた講演会で、山下了ILC戦略会議議長(東大素粒子物理国際研究センター准教授)は、日本政府の取り組みは着実に進んでいると説明。資金拠出する欧米政府との協議レベルを上げていくことや社会全体の理解促進が今後の重要課題とした。


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