盛岡タイムス Web News 2014年  12月  16日 (火)

       

■  〈詩人のポスト〉 「骨壺」伊藤恵理美


  
ガラスで
透明な壷がいい

そう 決めたら
楽しくなった

先に
真っ赤なドライフラワー
半分くらい満たしておく

いつでも
骨を入れるだけに

名前もなくなる 自分
支えていた茎のような 骨
花を生けるように
壷に生けるとき

初めて 生かされる
名前のない 花 として



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