盛岡タイムス Web News 2014年  12月  21日 (日)

       

■  南部士魂は世界の懸け橋 盛岡タイムス社 パンフ「新渡戸稲造入門」発行


     
  新渡戸稲造入門  
 
新渡戸稲造入門
 

 盛岡タイムス社は新渡戸稲造のパンフレット「新渡戸稲造入門」を発行した。1984年の新渡戸稲造の肖像による5千円札造幣から30周年にちなんだ。「世界の懸け橋、時代の懸け橋 稲造と生きる」の副題で、先人の生涯と現代への遺産を紹介。新渡戸を敬慕する達増知事が序文を寄せ、盛岡が生んだ国際精神の継承を唱えている。

  パンフは盛岡市の新渡戸基金、市先人記念館、花巻市の花巻新渡戸記念館の発行協力で編集した。「ブシドウ・ザ・ソウル・オブ・ジャパン」「盛岡藩士新渡戸家を知る」「太田稲造の青春」「台湾総督府技師新渡戸稲造」「世界の懸け橋へ」「稲造精神」「新渡戸氏、帰郷す」など16章立ての構成で、事績をたどっている。

  序文には「今から30年前、新紙幣発行によって、新渡戸稲造は5千円紙幣の肖像として現代によみがえりました。新紙幣の肖像には3人の文化人が選ばれました。1万円紙幣の教育者福沢諭吉、千円紙幣の小説家夏目漱石に対し、新渡戸稲造は無名でした。教育者、思想家、著述業、キリスト教信者、専門的な学識を否定し、多面的な活動をとった稲造は何をした人か」。国際連盟事務次長として活躍した、先人の軌跡に誘う。

  達増知事は、「多彩な経歴を一貫しているのは、人間を愛し、人間の可能性を信じ、科学や民主主義を究めようとし、国際の平和をあきらめない、どこまでも高い志である」と顕彰している。

  歴史的エピソードのほか、「稲造と盛岡の夜 最後の晩餐」では晩年の新渡戸が盛岡で最後の食事をした際のメニューを紹介。公会堂多賀など現在も残る新渡戸ゆかりの地を訪ねている。歴史をひもとき、盛岡の観光をガイドする。

  変形版79ページ。1万2千部発行。県内各記念館などで配布する。問い合わせは盛岡タイムス(電話653│3111)。


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