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第4Qの勝負所でフローターショットを決める小野寺(28日)
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日本プロバスケットボールリーグ(TKbjリーグ)の岩手ビッグブルズ対京都ハンナリーズ戦は27、28日、一関市総合体育館(ユードーム)で行われた。岩手は初戦を73―65、第2戦を76―72で連勝。2位の秋田ノーザンハピネッツも青森ワッツに連勝し勝ち星は並んだが、得失点差で上回る岩手が東地区首位を守った。
西地区首位の京都をホームに迎えた岩手。第1戦は第2クォーター(Q)に連続で3点シュートを決め、勢いに乗る。その後も月野雅人、仲西淳、スクーティー・ランダル、ローレンス・ブラックレッジの4選手が2桁得点するバランスの良さを見せた。持ち味の守備が機能し、京都を振り切った。
第2戦、岩手はランダルを軸に攻撃を展開。昨シーズンまで京都に在籍した寒竹隼人の3点シュートなどもあり、45―31とリードして第2Qを終える。第3Qに入り岩手の得点が滞ると、京都はインサイドを使い4点差に詰め寄る。第4Q、岩手は一関出身の小野寺祥太の攻撃やオフェンスリバウンドで再度流れをつかむと、一度も逆転を許さなかった。
桶谷大ヘッドコーチは「前節、富山グラウジーズに連敗し練習も暗かったが、選手が良く気持ちを立て直してくれた。岩手、京都ともディフェンスのチームで、しんどい時間もあった。そんな中、要所で祥太をはじめ日本人選手のいいプレー、ビッグプレーがあった。少し間が空くが来年の試合にしっかりつなげていきたい」と語る。
勝負どころで存在感を見せた小野寺選手は「オフェンス、ディフェンスともアグレッシブに行こうと強い気持ちを持って試合に臨んだ。前半戦が終わり、課題もあったので修正し後半戦に臨みたい」と語った。
岩手はこの試合で全52試合の半数となる26試合を消化。前半戦を終えて22勝4敗は過去最高の成績で、初の首位ターンとなる。初年度から在籍する千葉慎也選手は「富山に二つ負けて、チームでやることを一人ひとりが確認できた。首位キープと併せて西の1位に二つ勝てたことで後半戦への勢いになる」と話していた。
岩手の次戦は2015年1月16、17日。福島県の猪苗代町総合体育館で福島ファイヤーボンズと対戦する。ホーム戦は同24、25日に、二戸市総合スポーツセンターで群馬クレインサンダーズを迎え撃つ。
(佐々木貴大)
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