盛岡タイムス Web News 2015年  2月  4日 (水)

       

■  観賞魚のいる癒やし空間 幼稚園などに水槽ごと貸し出し 盛岡市・ヒーリングアクアリウムT3


     
  「汚れが目に見える前に掃除してきれいな水槽を保っている」と話す高田代表  
  「汚れが目に見える前に掃除してきれいな水槽を保っている」と話す高田代表
 

 透き通った水をゆったりと泳ぐ、色とりどりのかわいらしい魚たち。そんな光景を眺めていると時がたつのを忘れ、疲れた心も安らぐ。熱帯魚・海水魚水槽の貸し出しやレイアウト、メンテナンス(手入れ)を行うヒーリングアクアリウムT3(高田雄大代表、盛岡市稲荷町)は、飲食店や幼稚園、医療機関などさまざまな現場でそうした癒やしの空間を提供し続けている。

  同社は2年前に営業を開始した。全国展開するアクア環境システムTOJOの岩手唯一の店舗。高田代表は長年趣味で熱帯魚や海水魚を飼育しており、徐々に仕事にしたいと思うようになったという。東日本大震災や父の急死と転機が重なり、本格的に挑戦を決意。アクアリウムセラピー(療法)の効果が医学的に認められるなど観賞魚には優れた癒やしの効果があるものの、管理には知識と手間が必要となる。高田さんはその難しい部分を請け負う仕事をしようと、TOJOで水景デザイナーの資格を取得した。「もともとの経験に加えビジネスの考えを身に付け、プロとして活動していけるようにした」と振り返る。

  サービスの中心は水槽と観賞魚のレンタル。さらに週1回メンテナンスに出向き、水槽を美しく清潔な状態に保つ。設置の際には水槽内のレイアウトも行い、水草や岩などを使って魚の住みよい環境に整える。生け花の趣きを取り入れた特殊水槽「フレグランス」などのプランもあり、希望に応じて必要なサイズの水槽を製作することもできるという。

  1月21日には、顧客の一つである焼き肉ヤマト盛岡南店(盛岡市三本柳)に設置した水槽のメンテナンスに訪れた。同店では、入り口付近に幅90a、奥行き40a、高さ50aの水槽を二つ設置している。片方は海水魚12種、もう一方では熱帯魚10種が優雅に泳ぐ。アニメ映画「ファインディング・ニモ」で人気を集めたカクレクマノミも泳ぐ海水魚の水槽には、塩分を加えた人工海水が必要になる。その比重など飼育には難点もあるが、プロの手が入ることで安心して鑑賞できる。同店従業員の石井朗さんは「子ども連れの家族が多く来る店。子どもからお年寄りまで幅広く、きれいだねと喜んでいただいている。従業員もみんな愛情を持って接するようになっている」とアクアリウムの効果を語る。

  現在の設置場所は盛岡市内のほか、滝沢市や紫波町、遠くは北上市まで。法人や個人宅、イベント会場にも水槽を貸し出している。「メンテナンス作業は混まない営業時間内に行うため、お客さんが興味を持って見てくれるのがうれしい。所有する水槽の掃除もしているので、いろいろなことを相談して希望を伝えてほしい」と高田代表。「場所を問わず、多くの人に見てほしい。待ち時間のストレスも和らぐと思うので、見る人の癒やしやお店のイメージアップなどの役に立てるよう広めていきたい」と話している。


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