盛岡タイムス Web News 2015年  2月  21日 (土)

       

■ 〈体感思観〉 編集局 佐々木貴大 思いがけない再会


 1月24日、二戸市総合スポーツセンターでのこと。TKbjリーグの岩手ビッグブルズ対群馬クレインサンダーズ戦の会場に入り、ふと違和感を覚えた。周囲を見渡すと、バスケの会場では初対面、けれども何度も取材した顔と再会した。サッカーJ3のグルージャ盛岡で2012年から14年までプレーし、同シーズンで引退した森田真司さんが、グッズショップの店員として働いていた。

  グルージャでのプレーの傍ら、トレーナーを目指し医療系専門学校で学んでいた森田さん。進級で選手として確保できる時間が少なくなるため、引退を決意したという。

  引退後、グルージャとビッグブルズのグッズショップを同じ会社が運営していた縁もあり、同社で働き始めた。さらに「時間があればボランティアとしてグルージャの練習場に行って、トレーナーの桐田(祐輔)さんの下でテーピングの勉強とかをしながら手伝いができたら」と話し、専門学生とショップ店員、トレーナー見習いという、「3足のスパイク」を履く生活を目指すという。

  その試合、元プロサッカー選手とプロバスケを見るという、何とも豪華な時間を過ごした。ちなみに森田さんのバスケ初観戦の感想は「盛り上がってる」とのこと。

  グルージャとビッグブルズの平均観客数はほぼ同数で、TKbjリーグは屋内ならではの声の反響や音楽などの演出も特徴であると伝えると「なるほど。確かに南公園は声がこもることもないですからね」と納得していた。

  取材に限らず、知人との再会はうれしいもの。取材先で学生時代の友人や恩師と会えば当時の思い出がよみがえるし、引退後の高校球児と学校行事で会えば伸びた髪の毛とユニホームを脱いだ姿に驚きを覚える。小学校時代に取材した子が高校生に進級し、取材の際に指摘されることもあった。

  10年1月に入社した私も、今年で記者業5年目に突入する。いくらネット社会と言われようと、最後は人だと再度心に刻む。
 


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