盛岡タイムス Web News 2015年  2月  23日 (月)

       

■  〈幸遊記〉 照井顕 鈴木明義のJAZZ・USA 照井顕


 「富士通コンコード・ジャズフェスティバル・イン・ジャパン」や、「100ゴールド・フィンガース」などの日本ツアーに、1994年から2000年までスタッフとして関わり、穐吉敏子ジャズオーケストラとも旅をした“アキヨシ”こと鈴木明義さんは、根っからのジャズファンであり、サックスプレイヤーである。

  彼は愛知県豊川市生まれ。高校時代にフュージョンにはまり、愛知大学(法学部)に入ってからはジャズ研究会に入り浸って人生を踏みはずし?て、女性と秋田へ。そこでジャズライブハウス「キャット・ウォーク」にマネージャーとして16年勤め、ある時、ジャズも会話も同じ人間同士でのコミュニケーションの取り方の違い、そこに気付き、NTTに入社。2011年秋、盛岡勤務となった。ジョニーに現れては、僕に最大限の敬意を払い、ライブやセッションにテナーサックスを持って来て加わった。サックスが膨らむほど良い音を出せる人はなかなかいるものじゃないが、彼はそれを軽々とやってのける「怪物」だった。本物の音を間近で聴き体得の努力を惜しまなかったであろうことは一聴して判断できた。プロにならなかったのは?彼が笑いながらいう「ノンポリシーだから」。

  だから?か、自分のポリシーを貫き通してジャズに生きる穐吉敏子さんに、僕と同じ思いを抱く。「ステージが上の人。僕の中には、日本人ではいない人。独特のアイデンティティーを確立した人。だれに対しても平等。私はこれであると表現し、自分の音楽で生きている人。考えている領域の広さが違う人。1950年代、アメリカにあこがれた日本人コンプレックスを克服した人。それであの“ロング・イエロー・ロード”(黄色い長い道)を聴くとジーンとするわけですよ」とトシコ賛論。

  その穐吉ツアーでの印象に残ったこぼれ話を一つと、聞かせてくれたのが「穐吉さんの故郷・大分県に凱旋(がいせん)コンサートで行った時、日本三大八幡宮の宇佐神社に寄って、オーケストラ全員でお参りした。その時、玉砂利の上を歩く音がJAZZミュージックのようだと誰かが言ったら、すかさずベースマンが、「ここはUSA・GOD!!ジャズの神様がいるところ!」と(宇佐とアメリカを)引っかけたシャレで皆を笑わせたという。ドンドハレ!さすがNTTコミュニケーションズ青森センター長のアキヨシさん!!聞かせますね!
(カフェジャズ開運橋のジョニー店主)


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