盛岡タイムス Web News 2015年  2月  25日 (水)

       

■  谷藤氏が正式表明 盛岡市長選4選出馬へ 市民福祉の向上が使命


     
   
 
谷藤裕明氏
 

 盛岡市長の谷藤裕明氏(64)は、24日開幕した市議会3月定例会の演説で「新市建設計画への取り組みや国体への対応、広域連携の取り組みなど直面する課題に対応することや新しい総合計画を着実に進めることが求められており、これまでの成果を礎とし、さらなる市民福祉の向上に取り組むことが私の使命であると考え、引き続き盛岡市政を担う決意を固めたところ」と4選出馬の意志を正式表明した。政党推薦については「それぞれ等距離でという気持ちでいる」としたが、連合岩手や岩手友愛会へは推薦要請を行う考え。市長選は9月1日の任期満了に伴い、8月に行われる予定。これまで谷藤氏のほかに出馬を表明している候補者はいないが、民主党などが対抗馬擁立を模索している。

  谷藤氏は冒頭の施政方針演説で出馬を表明。「人口減少や地方創生などが国や地方において大きな課題となっているところであるが、総合計画に掲げる将来像の実現とともに、本市が仙台に次ぐ東北の拠点都市となるよう、力の限りを尽くしていく」と決意を示した。

  「2003年9月に市長に就任以来、3期12年、市民本位の市民起点によるまちづくりを基本に据え、財政再建をはじめ、さまざまな改革に取り組むとともに、玉山村との合併や中核市への移行、都市基盤の整備、地域協働への取り組みなど、市政の発展に努め、一定の成果があった」とも述べた。

  任期満了まで1年を切った昨年夏以降、谷藤氏は4選出馬について「各方面と相談しながら、しかるべき時期に判断したい」「残された任期の間、市政の課題解決に向け、全力で取り組むことが市長としての私の使命」と繰り返してきた。一方で、新市建設計画の残事業やいわて国体などを挙げ、出馬の意欲もにじませていた。

  今月1日に開かれた後援会連合会(村井軍一会長)の拡大役員新年会では、出馬要請を受ける形で「方向が決まりましたら、今まで通り一糸乱れず、後援会の皆さんには絶大な支援を賜るようお願いする」と事実上4選出馬の意志を表明。後援会からの要請を受け、3月定例会の演説で正式に出馬表明する形は、前回、前々回の選挙とほぼ同じ。

  選挙時の公約については、これまでは選挙戦まで1カ月を切った8月初旬に示している。政党については等距離としながらも「公約、マニフェストを作っていく段階で、多くの政党から市政の推進に当たっての参考になればということも含めてさまざま提言をいただいているので、それらも参考にしながら組み立ててきた経緯もある。そういう声をお寄せいただければ、ありがたい」と公約には政党の意見も反映させる考え。

  市議会ではこれまでも複数の会派の議員が谷藤氏を支持してきた。後援会連合会の拡大役員新年会にも、24人の市議団が出席。谷藤氏は「従来、私の考え方と同じ方向を向いている方も議会にたくさんいるので、その方々と歩調を合わせていくことはある」とした。

  民主党県連(黄川田徹代表)では、今月1日の常任幹事会で次期市長選について「新たな候補を模索したい」と独自候補の擁立を目指すことを確認している。県連幹事長代理の高橋重幸市議(絆の会)は「前回は東日本大震災の復興を優先ということで民主党としても擁立しないとしたが、基本は2期まで多くても3期までというスタンス。県議選、知事選と並行して検討していかなければならない」と説明した。

  共産党市議団長の庄子春治市議は「はっきりと候補者を擁立するということは決まっていない。本当に市民本位の市政かどうかについて、いろいろな団体と一緒に意見交換をして今後の対応を検討したい」と話す。


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