盛岡タイムス Web News 2015年  3月  6日 (金)

       

■  達増知事も発表 震災被災地から提言 国連防災会議が14日開幕 仙台市会場に 盛岡市で関連会議も


 第3回国連防災世界会議は14日から18日まで、仙台市を主会場に開かれ、世界各国から首脳級や専門家らが集まる。達増知事は16日のワーキングセッション(WS)で日頃からの防災教育の重要性のほか、日本特有の町内会・自治会組織や消防団など地域コミュニティーの有用性について発表する予定。会議開催に合わせて県が誘致したISOセキュリティー専門委員会総会が9日から13日まで盛岡市内で開かれる。ここでも達増知事が防災、復興に関する提言などをする。

  ISO専門委は、緊急事態、災害への対応能力などを高めるための国際規格の開発に取り組んでいる。国内での開催は今回が初めてで、世界各国から防災の専門家ら約110人が出席する見込み。

  開幕日の開会では達増知事があいさつ。同日午後4時半から同市内のホテルで本県主催のシンポジウムがある。達増知事が「東日本大震災津波を教訓とした防災・復興に関する県からの提言」を発表。遠野市の本田敏秋市長や望月正彦三鉄社長、眞瀬智彦岩手医大災害医学講座教授らが講師となり、報告・講演。総会参加者と意見交換もする。

  国連防災世界会議では、達増知事が14日に政府主催シンポジウムのオープニングセッション、16日に本体会議のWSでパネルディスカッションに登壇する。17日には一関市内で県主催シンポジウムも開かれ、達増知事が講演する。ほか期間中のレセプションに知事、千葉茂樹副知事らが出席予定。

  達増知事は4日の会見で「加盟193カ国から5千人以上が出席し、閣僚級会合などさまざま開かれる。私は34あるWSのうち地域リスクに取り組むコミュニティーに出席する。スピーカー7人のうち日本からは私だけ。国際社会に岩手の思いを伝えていきたい」と意欲を語った。

  発表内容については「災害発生時の対応ではコミュニティーの果たす役割が大事。日ごろから防災について学び、多くの主体が参加し、いざという時に動けるようになる。その中で岩手の震災津波での経験を、特に伝えていくことを考えている」と主張。

  「普段から津波防災の訓練、学校での防災教育が行われ、効果があった。町内会・自治会などコミュニティー、消防団が防災に対して大きな役割を果たしている。全ての世代のコミュニティー参画の観点からも老人クラブ、女性部や子ども会もある地域コミュニティーを紹介することが大事」と話す。

  ほかにも昨年3月で完了した災害廃棄物(がれき)の処理に関する記録集も刊行し、会議会場のブースなどにパネル展示などを予定。国・県・市町村との相互連携、財源確保など17項目30件の提言をまとめた。


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