盛岡タイムス Web News 2015年  3月  16日 (月)

       

■  沿線に活力注入 マイレール意識広げ利用者増へ 山岸駅周辺住民ら設立 JR山田線ファンクラブ


     
  活動について話し合う「JR山田線ファンクラブ」  
 
活動について話し合う「JR山田線ファンクラブ」
 

 JR山田線ファンクラブの設立総会と意見交換会が15日、盛岡市山岸の山岸地区活動センターで開かれた。山岸駅周辺住民ら23人が集まり、ファンクラブの設立と内容を話し合い、同線の利用促進のための意見交換を行った。同線の活力の呼び水と沿線地域の魅力発信へ、クラブの活動が期待される。

  同線の盛岡―上米内間では現在、18時台と20時台に2往復増便する「JR山田線増便社会実験」が行われている(2013年9月から16年の3月末まで)。1日利用者数200人増の目標600人を達成すれば、正式ダイヤに組み入れられ定期列車化される。

  しかし現時点で、利用者は100人ほどしか伸びておらず、残り1年の間で集客を促す措置が求められている。昨年10月に山岸地区で行われたアンケートでは、マイカー利用者の半数が山田線を利用する余地があると答えたことから、市は増客が望めると発表した。

  1月の意見交換会でファンクラブの発足案が出され、今回正式に設立が決定した。活動の目的は、同線の盛岡―上米内間における地域の足「マイレール」の意識を促し、利用者数増加と地域のにぎわいを創出すること。そのために地域情報の発信やイベントの企画、環境美化活動などを行う。

  設立総会では、ファンクラブ名称や入会条件、活動内容について話し合われた。名称は、仮称だった「JR山田線ファンクラブ」が、一番シンプルで目的が推測しやすいと正式名称に決定。鉄道ファンら県外の人が多く足を運んでくることから、入会条件は地域限定にせず募集する。母体が大きくなって活動に支障が生じる場合は、細かい地区に分けチーム制を取ることも案に出された。

  ファンクラブ会長には、設立提案者の山岸地区町内会連合会の豊村徹也会長が就任。同じく提案者の下川原弘志さんと堀合新吾さんが副会長に選ばれた。

  豊村会長は「200人の目標は簡単に達成できるだろうと思っていたが、苦戦を強いられている。冬場は利用者が増えるものの、暖かくなると自転車などを使う人が増える。ファンクラブを起爆剤とし、実験の目標を達成したあかつきには、日中の増便も働きかけたい」と活動に奮起した。

  意見交換会では、前回出された「イベント企画・運営」「PR・広報活動」「環境美化運動」「地域情報の発信(マップ作り)」の4企画案の具体的な活動について、グループごとに意見を出し合った。

  イベント企画・運営では、イメージキャラクターの製作や盛岡周辺の小さなJR駅のスタンプラリーなどが提案され、中でも山菜・キノコ採り教室の発案が多く、インストラクターの必要性など活動内容について吟味した。環境美化活動では、同線の周辺住民の意識啓発の一環として、周辺の学校の児童生徒に花植えの協力を仰ぐなどが挙げられた。


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