盛岡タイムス Web News 2015年  3月  18日 (水)

       

■  最終目標人口は3万人 次期(第7次)総合計画の構想答申 矢巾町総合開発委 医大核に定住化促進


     
  基本構想を答申する谷村委員長(左)  
 
基本構想を答申する谷村委員長(左)
 

 矢巾町総合開発委員会(谷村雄二委員長、委員60人)は17日、2016年度から始まる町第7次総合計画の基本構想を答申した。計画期間は23年度までの8年間。基本理念に「希望と誇りと活力にあふれ躍動するまちやはば」と定めた。最終年度の目標人口に3万人を掲げ▽将来を担うひとの創造▽将来に誇れるまちの創成▽将来の活力につながるしごとの創出▽将来にわたり躍動する力の創生―を将来像とした。20日の町議会3月会議に提出し、正式決定となる見込み。

  計画期間は当初10年だったが、社会環境の変化などへ迅速に対応するため、2年減の8年間での策定とした。今後、19年度までの前期計画の作成に入り、9月には策定する予定。

  基本理念では、町民憲章に掲げる「和といたわりと希望の町」の実現を目指す姿勢を示した。まちづくりの方針は▽利便性と発展性▽人と産業の活力▽快適性と安全性▽豊かな生活環境▽健やかな生活▽時代を拓き次代につながる人づくり▽安心と信頼が寄せられる行政運営―の7点。

  同町では2018年に矢巾スマートインターチェンジ供用開始、19年に岩手医大附属病院の開業を控えている。同病院移転で交流人口が1万人と試算される中で、その受け皿づくりを課題の一つに挙げる。同大、病院関係者の定住促進や企業誘致などによる雇用環境の向上により、23年度の総人口3万人を目指す。このほか文化振興や健康寿命の延伸、農業経営の強化などを課題に挙げた。

  人口目標の質疑では「これまでの人口増と比較しても、3万人は厳しいのでは。現在から3千人の増は可能なのか」と発言があった。

  秋篠孝一企画財政課長は「企業誘致や岩手医大の総合移転など、独自の人口増につながる要素がある。これを生かし、定住化へつなげたい」と説明。

  このほか委員からは「都市開発ばかりで、農業面が見えてこない」との声も。今後、検討を開始する基本計画や実施計画では、具体的かつ効果的な施策の策定、提案が求められそうだ。

  答申を受け川村光朗町長は「短期間での議論など、尽力に感謝する。今後の基本計画の策定でもご指導いただきたい」と述べた。

  前期計画策定の初回会合は5月の予定。


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