盛岡タイムス Web News 2015年  3月  21日 (土)

       

■ 矢巾町長選 16年ぶり指針問う 宮舘氏(元副知事)、高橋氏(県議)が表明 告示(4月21日)まで1カ月 争点の明確化を 


 

 任期満了に伴う矢巾町長選は、4月21日の告示まで残り1カ月となった。現在、出馬を表明しているのは元副知事の宮舘寿喜氏(65)と県議の高橋昌造氏(69)の2人。1999年以来、16年ぶりの選挙戦が見込まれている。両氏とも無所属、町民党として出馬を予定。告示まで1カ月余りで選挙戦が濃厚となった一方、両氏とも現町政を評価し、公約が類似するなど争点が不明確な情勢。今後白熱する前哨戦で対抗馬との差異を明確にし、有権者の支持を得られるかが焦点となる。

  宮舘氏は昨年末、現職の川村光朗氏から要請を受け、出馬を決意。7日に正式表明した。「地域活動に参加できていなかったこともあり、まずは顔を知ってもらうところから始めなければならない」と、2月から地元に幅広く浸透し、知名度を上げるため、基盤づくりに力を入れる。支部は設けず、地元の南矢幅を中心に地道な手法で支持固めを図る。新住民が多数を占める矢幅駅周辺の南矢幅、又兵エ新田などで支持層を掘り起したい考え。

  公約は▽健康日本一のまちづくり▽未来を担う人材の育成▽発展に欠かせない基盤の整備▽災害に強いまちづくり▽産業の活性化と雇用の創出―の5点が柱。健康日本一のまちづくりでは、川村町政の「日本一健康なまちやはば」の理念を継承する考えで、保健・医療・福祉の充実と連携、結婚から子育て支援の充実を盛り込む。

  総決起大会は4月18日午後6時から、同町南矢幅の田園ホールで行う予定。

  高橋氏は3月に入って出馬意向を固め、15日に正式表明。県議会へ24日付で辞職届を提出し、本格的な活動に入る予定。これまでも町内各地の自治会総会へ出席するほか、後援会が新たな選挙に向けて組織を活性化し、県議としての経験や知名度を武器に地盤固めを図っている。対抗馬は現職の後継者だが「現町政を批判するつもりはない」とし、引き継ぐべき政策は継承する姿勢を示している。

  公約の柱は▽地方創生の推進▽農業・商工業の再生▽子育て支援と教育環境の向上▽若者・女性の働く場の確保▽障害者・高齢者福祉の充実▽スポーツ・芸術文化の振興▽生活道路の整備と街路灯の設置▽地域防災対策の充実―の8点。15日の県政報告会では「『日本一健康なまちやはば』の考えは当然、継承すべき」と発言。特に障害者福祉、認知症対策などを重点に挙げた。

  総決起大会は4月16日午後6時から、田園ホールで行う予定。

  2日現在の選挙人名簿登録者数は2万1750人(男1万344人、女1万1406人)。


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