盛岡タイムス Web News 2015年  3月  25日 (水)

       

■  次期最終処分場 八幡平市が立地受け入れ 地元配慮で県と確認書 平舘椛沢地区に立地


     
   次期処分場整備に関して確認書を交わした田村市長(左)と風早部長  
   次期処分場整備に関して確認書を交わした田村市長(左)と風早部長
 

 八幡平市は、いわてクリーンセンター(奥州市江刺区)の後継となる公共関与型の次期産業廃棄物最終処分場の最終候補地として県が選定した同市平舘椛沢地区について、受け入れを受諾した。これを受けて24日、同市野駄の同市役所で県との整備に係る確認書を締結した。田村正彦市長は「本県産業、経済活動をする上で必要不可欠な施設」と受諾理由を説明。引き続き不安を抱える地区住民の要望を県に伝える役割を果たす考え。

  同日は風早正毅環境生活部長ら県関係者が同市役所を訪問。田村市長ら市関係者、市議会、千葉伝県議会議長ら八幡平選挙区選出県議が出席した。田村市長と風早部長が確認書を取り交わした。

  確認書は▽整備予定地を平舘椛沢地区として県は施設整備・運営に当たり、交通安全対策や環境保全対策が適切に行われるよう配慮する▽県は地元雇用、地元発注・調達が十分行われるよう配慮する▽市は施設整備を円滑に進めるため地元調整その他必要な協力をする▽県と市は必要に応じ十分な協議をし、誠意を持って対応する―などが明記された。

  候補地としては全県下115カ所から段階的に絞り込まれ、2014年8月に椛沢地区を含む5カ所になった。県は2月10日に田村市長へ最終候補地として受け入れを要請。同地区は市役所から北西に直線距離で約2`に位置し、予定地は二つの集落が所在する。

  同市と県では要請後に地区住民を対象にした説明会を開催。市は全戸配付の市広報紙などを通じて全市民に周知を図った。不安を訴える住民の声を踏まえ、約30人が参加して江刺区のクリーンセンターの現地視察も実施された。

  田村市長は「市内で施設に不安を持つ方もおり、今月18日に市民に呼び掛け、稼働中の江刺の施設を視察してもらった。地元の集落にも理解をいただき、不安を持っている市民も安心感を持ってもらった。市としては今後住民の要望をいかに伝え実現させるかも役割。進める上での課題も当然出てくるので県と住民との橋渡しをする」と述べた。

  風早部長は「東日本大震災津波の災害廃棄物処理で使用期限が早まり、21年までに次期処分場を整備する必要があり、候補地選定を進めてきた。大局的な見地から必要性を理解してもらい、英断いただいた。市民に理解してもらいながら取り組みを確実に進める」と達増知事のコメントを披露した。

 


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします