盛岡タイムス Web News 2015年  3月  26日 (木)

       

■  〈うえだ今昔物語 盛岡市先人記念館資料より〉4 盛岡高等農林と盛岡中学


     
  盛岡高等農林学校  
 
盛岡高等農林学校
 

 上田かいわいには現在、岩手大学や岩手県立盛岡第一高等学校といった教育機関があります。この地域は、明治以後に盛岡高等農林学校や盛岡中学校が開校してから、文教地域へと変化しました。

  盛岡高等農林学校は明治35(1902)年に設置されました。同校は、農業を中心とした東北地方全般の産業・経済の振興という国策推進の課題を担うことを目的とした、農業教育の高等教育機関でした。日本初の高等農林学校ということもあり、志願者は東北地方だけでなく九州地方など全国各地から集まりました。開校当初は、農学・林学・獣医学の3学科編成でしたが、大正2(1913)年には農学科が農学科第1部(農学科)と農学科第2部(農芸化学科)に分かれ、4学科となります。その後、岩手大学が設置されると、農学部として統合されることとなり、現在に至ります。盛岡高等農林学校旧本館の建物は、農業教育資料館として活用されています。

     
  大正期の盛岡中学  
 
大正期の盛岡中学
 


  盛岡中学校は大正6(1917)年9月から上田校舎で授業を開始しました。それ以前は内丸に校舎がありました。官庁街として内丸に次々と建物が増えたことで、校地が狭くなり不便になるといった環境の面で問題を抱えるようになり、郊外に移転することになったといいます。現在使用されている校舎は、移転してから3代目にあたり、上田に初めて校舎を構えてから100年近くが経とうとしています。また、昭和23(1948)年に学校名が改称され、現在は岩手県立盛岡第一高等学校となっています。

  岩手大学や岩手県立盛岡第一高等学校のほかにも、上田かいわいには現在、盛岡市立上田小学校や上田中学校、岩手県立杜陵高等学校といった教育機関が数多くあります。
(山崎円学芸員)
 


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