盛岡タイムス Web News 2015年  3月  27日 (金)

       

■  玉山区下田駅構想 見直しに改善案示す 盛岡市 4月に住民説明会


     
  下田駅新設の代替案で無料駐車場の整備が検討される渋民駅(写真は東側)  
  下田駅新設の代替案で無料駐車場の整備が検討される渋民駅(写真は東側)  

 盛岡市と玉山村の合併に伴う新市建設計画に盛り込まれているIGR下田駅設置事業について、同市は代替案を示して住民理解が得られれば事業を見直す方向で検討している。代替案は、渋民駅への無料駐車場の整備、下田地区から渋民駅へのアクセス路である市道柴沢下田線の整備促進。26日の市玉山区地域協議会(竹田孝男会長)で、建設部が説明した。市は下田・川崎地区で4月に住民説明会を開き、同協議会での協議を経て新市建設計画の変更手続きを行い、2016年度から事業化したい考え。

  下田駅は、渋民駅の北約1・9`、好摩駅の南約2・8`の下田踏切付近が候補地。IGRの試算では、同駅の事業費はホーム2面、連結橋、エレベーター、ホーム上屋、待合室、トイレで約9億8千万円を見込む。

  同駅の整備により、住民の利便性の向上、鉄道の利用促進、観光・産業振興などの地域活性化などが期待されていた。一方、計画当初と比べ、土地利用などの情勢が変化。加えて、13年9月16日の台風18号の災害を踏まえ、IGR側が今年2月に駅を設置する場合には駅舎周辺や線路のかさ上げが必要になることを市に説明した。

  同市が12年度に実施した新駅の需要予測や概算事業費の検討調査では、現在の1日当たりの乗車人員は、好摩駅520人、渋民駅300人。12年度の人口のまま駅を新設した場合、下田駅の1日当たりの乗車人員は260人、宅地がすべて埋まり人口が張り付いた場合でも同390人。

  乗車人員などを勘案すると同路線の他の駅と比較しても乗車人員1人当たりに換算した費用は高く、これにかさ上げ費用も加わることになる。市は、こうした現状を踏まえ、未着手の下田駅設置事業を見直し、新たに代替案をたたき台として住民に理解を求めていくこととした。

  渋民駅には現在、東側に有料駐車場44台分がある。市は代替案として西側に100台規模の無料駐車場の整備を検討。加えて下田地区から渋民駅へのアクセス路となる市道柴沢下田線も現在の車線なしで4、5bの幅員を拡幅整備することを検討している。新市建設計画では同路線は渋民駅近くの一本木踏切付近までの整備。代替案では同踏切付近からさらに渋民駅まで整備を促進したい考え。

  同日の市玉山区地域協議会では、委員から「無料駐車場やアクセス路の整備だけでなく、老朽化した駅舎の整備なども必要」などの意見が出た。

  古山裕康建設部技術監は「スケジュールは、あくまで住民説明会で了解をいただけた場合で、地元からいろいろな意見をいただき、納得いただけるまで説明を重ねたい」とした。

 


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