盛岡タイムス Web News 2015年  3月  27日 (金)

       

■  弥生さんさん石割桜 盛岡地裁 春遅くこも外し


     
  晴れ渡る空に堂々たる石割り桜の幹が映える  
  晴れ渡る空に堂々たる石割り桜の幹が映える  

 盛岡市内丸の盛岡地方裁判所敷地内で26日、国の天然記念物に指定される石割桜の冬囲いが外された。3月に降った雪の影響で例年より遅めの作業となった。囲いの外された木は青く澄んだ空に堂々と枝を伸ばし、道行く人々に春の訪れを告げた。

  石割桜は庭石の破れ目に生育したエドヒガンで、樹齢400年ほどと推定されている。毎年11月下旬になると幹に寒さをしのぐこもが巻かれ、枝の雪折れを防ぐ囲いが施される。今年は1、2月が暖かかったことからつぼみが大きく成長し、早めの開花が予想されるという。

  囲い取りには、代々石割桜の手入れを行う老舗造園業の豊香園(盛岡市本町通、藤村孝史社長)が当たった。藤村社長の孫・橙治郎君(5)も参加し、総勢10人が慎重に作業を進めた。職人らは幹に巻かれたこもを外し、枯れ枝を切りながら雪つりのロープをほどき、クレーンを使って高さ15メートルもの支柱を取り除いていた。

  藤村社長は「冬囲いを外すと春というが、今年はもう春が来ているようだ。つぼみは昨年よりずっと大きく、順調にいけば4月10日前後の開花になると思う。いつもと比べ枯れ枝も少なく、最高の花見ができるのでは」と話した。

  盛岡地方気象台によると、同日の盛岡市の最低気温は前日より2・6度低い氷点下1・9度、最高気温は9・2度でおおむね平年並みだった。

 


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