盛岡タイムス Web News 2015年  4月  2日 (木)

       

■  岩渕岩大学長 岩手をリードしたい 改組申請内容も公表


     
  会見する岩手大の岩渕明学長  
 
会見する岩手大の岩渕明学長
 

 岩手大の岩渕明学長(65)が1日、会見した。3月16日の就任以来、学長としては初の会見となった岩渕学長は理事、副学長の顔ぶれを紹介し、「地域に根差して世界に発信する両ベクトルを作り、あらゆる分野で岩手をリードしていきたい」と抱負を述べた。

  岩渕学長は「われわれは『岩手の大地≠ニひと≠ニともに』を校是に掲げている。これをベースに取り組んでいきたい」と語る。岩手大の特徴として▽地域連携▽中規模総合大学であること▽6千人の学生と4学部を持つこと▽単一キャンパスであること▽震災の被災県の中核的な大学であること―を挙げる。特に地域連携については「実績もあり、評価の高い分野でもある。地域を先導する大学としたい。従来の産学連携といえば、大学の技術移転が大きな役割だったが、産業振興のみならず、文化やスポーツを含めたあらゆる分野で岩手大が岩手をリードしていければ」と展望を語った。グローバル教育についても長いスパンで進めていくという。

  大学運営については「みんなと相談し、風通しの良い運営を考えている。われわれが考えていることがしっかりと構成員に伝わるような仕組みで、全構成員の協力を得ながら、研究、教育、社会貢献を進めていきたい」と話した。

  2016年4月に行う学部改組については、15年3月20日に工学部の理工学部への変更と教職大学院の設置を文部科学省に申請したと発表。農学部と人文社会科学部の課程・学科変更についても4月末をめどに申請を提出する。学部、大学院とも、早ければ8月末に設置が決定する予定。

  改組後の学部定員は45人減の1030人。内訳は、人文社会科学部200人(15人減)、教育学部160人(90人減)、理工学部440人(40人増)、農学部230人(20人増)。

  教職大学院も16年4月に設置予定。これにより、同年度入学に関する教育学研究科(学校教育実践専攻、教科教育専攻)の募集は停止し、教職大学院の設置決定後に教育学研究科(教職実践専攻)として募集する。

  1日付で、学内に教養教育センターとグローバル教育センターを設置したことも発表した。教養教育センターは、教育推進機構(全学共通教育部門)を再編したもので、世界や地域の課題にも対応した教養教育カリキュラムの構築などを行う。グローバル教育センターは、グローバルな視点を持つ地域創生人材の育成を目的とし岩手大独自のグローバル人材モデルを定めるほか、学部コーディネーター制の導入、分野横断教育プログラムの運営・コーディネートなどを進める。


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