盛岡タイムス Web News 2015年  4月  3日 (金)

       

■  岩手に新たな文化創造 県立大で鈴木学長就任 信頼される人と大学に


     
  会見する県立大の鈴木学長  
 
会見する県立大の鈴木学長
 

 1日付で就任した岩手県立大の鈴木厚人学長(68)が2日、県庁で会見した。同大の役割について、建学の理念を継承し、「自然、科学、人間を調和させると学術、創造、生活地域が生まれる。学術、創造、生活地域を通じ、岩手県に新たな文化を作るのが役割」と説いた。

  基本姿勢として「人類の未来と社会の発展に貢献するという使命を果たすべく、市民、社会の中に同じ目線で入り、人類、社会が抱える問題を共有し解決に向け努力することが大学のミッション」と語った。

  もう一つの基本姿勢として、信頼される学生、教職員、大学を掲げる。「社会、産業からの要請など、もろもろの課題がある。課題解決に何が大切かというと、もちろん施策も大切だが、その前に信頼されないと話が進まない。信頼される学生、教職員、大学を基本姿勢に持っていきたい。それにより、問題解決に臨みたい」と述べた。

  大学の任務として「教育と研究を通じ、社会に対し良い人材を輩出すること」と定義する。県立大の強みと今後については「県からの支援が大きいこと。今後も県との連携を強くし、県の政策に関与することが必要」と語った。

  多くの学生が取り組む東日本大震災津波に対する復興支援活動については「活動には、在学中に身に付けてほしい素養を育む環境が備わっている」と高く評価。「魅力ある復興支援活動は、魅力ある岩手づくりにつながる。学生が魅力づくりに関われば、岩手でもっとやろうという気持ちになる。復興支援と魅力ある岩手づくりをテーマに、在学中も卒業後も取り組んでほしい」と語る。

  「学生には、今ある課題に全力で取り組むことを望む。課題に取り組んだ努力、達成感は次に生きる。その先には、何かあった時すぐ動く姿勢ができる。そういう人間になってほしい」と期待した。

  県が誘致活動を進めている国際リニアコライダー(ILC)に関して、南極大陸や国際宇宙ステーション(ISS)のように各国の基地が存在する科学圏構想を掲げる。「これまでは学術、技術を語ってきた、県立大に来たので、今後は社会貢献の部分で何ができるか検討していきたい」と話した。

  2日には達増知事、千葉茂樹副知にも就任のあいさつ。「県立大として地域に対してどういう貢献ができるかということで、十分に連携を取ってやっていきたいと話した。知事、副知事からも支援、連携を強めていくという話をいただいた」と懇談の内容を語った。

  鈴木学長の任期は2019年3月末までの4年間。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします