盛岡タイムス Web News 2015年  4月  4日 (土)

       

■ 〈体感思観〉 県央に政局の春一番 編集局 大崎真士


 
 任期満了に伴う県議選(16選挙区、定数48)は、先行していた県南に比べて鈍かった県央部も、先月の県議会終了前後から慌ただしくなってきた。現職一人が勇退表明した滝沢選挙区(定数3)や紫波選挙区(同2)では、県政界の新顔擁立や意欲ある人材の出馬などで動きが出てきた。

  「主浜(了参院議員)さんと階(猛衆院議員)さんが一度じっくり腹を割って話してもらいたい」。滝沢選挙区で勇退表明した生活の党の喜多正敏氏の後援会幹部は3月28日の会合後、本心を隠さなかった。同党の主浜氏は擁立される後継について、党公認にこだわらない考えを示した。

  一方、民主党の階氏は3月14日、自ら支部長を兼務する2区内の滝沢市で時局講演会を開き、同選挙区での候補擁立を明言。開催を求めた地元の高橋盛佳市議は「この地でも民主分裂以前の民主中心の結集軸がほしいと思っていて、階さんにお願いした」と会場で趣旨を説明した。

  民主分裂後、残留組の民主、小沢一郎氏系の生活、2013年の参院選で平野達男氏を応援するなどした無所属に県議が分かれた。このため盛岡選挙区(定数10)は民主のみで生活が不在、滝沢はその逆となった。無所属は盛岡、滝沢、紫波各選挙区にいる。

  民主、生活とも安倍政権への対決姿勢は同じ。分裂後12年12月の衆院選では互いに対抗馬を立てて激突したが、次の14年12月はすみ分けで戦いを回避。2区に関しては2度とも生活の畑浩治氏に事実上、一本化。14年は民主が畑氏を推薦までした。

  生活の党県連は1月に民主党県連へ達増県政を支えるために共闘、県議選すみ分けを申し出た。民主側は回答を保留中で、今月中に予定される民主の常任幹事会で結論が出されるか、内容も含めて注目が集まる。

  同選挙区では自民党現職の柳村岩見氏が出馬表明済み。もう一人の現職で民主を離党し、次期知事選へ平野氏に出馬を要請した無所属会派所属の大宮惇幸氏は態度を保留中。選挙区の滝沢市と雫石町は昨年首長選があり、前回県議選も踏まえ、出馬の可能性がある人材はいる。限られた時間の中、各党の打つ手次第で選挙の構図が決まる。


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