盛岡タイムス Web News 2015年  4月  7日 (火)

       

■  〈おらがまちかど〉52 盛岡市 仙北3丁目地内 演習後も水に流れない 盛岡南消防署仙北出張所 年替わりで防火オブジェ(相原礼以奈)


     
   オブジェは高さ約180a。「風雪に耐えて頑張っている」と藤原副分団長(左)  
   オブジェは高さ約180a。「風雪に耐えて頑張っている」と藤原副分団長(左)
 

 盛岡南消防署仙北出張所(盛岡市仙北3丁目)前に、ひときわ目を引くオブジェがある。たくましい両足で「火の用心」と書かれた台座に立ち、愛らしい両手を広げる黄色い姿。人気キャラクター「ふなっしー」が道路に向かい、道行く人々に防火・防災を呼び掛けている。

  オブジェの設置は、仙北を管轄区域とする盛岡市消防団第一分団が30年以上続けている。もともと毎年4月末の消防演習のために各分団が用意してきた人形。第一分団ではそれだけではもったいないと、飾ることにしたという。中津川河川敷での玉落としと呼ばれる放水演習で使用した後に出張所前に設置され、翌年の演習の日まで地域を見守る。

  題材にはその時々の話題になった有名人やキャラクターが選ばれ、過去には皇太子ご夫妻やフィギュアスケートの荒川静香選手、高校サッカーで全国制覇を果たした盛岡商イレブンなどをモデルに制作された。アニメキャラクターのオブジェは幼稚園に引き取られるほどの人気だ。現在は同分団OBの石澤均さんが制作を担当する。素材は扱いやすい発泡スチロールを使用。過去には台風で損傷することもあったが、そのつど修理され、勤め上げてきた。

  昨年4月から出張所前に立ち続けている「ふなっしー」も、今月末には退任予定。後任は人気アニメ「妖怪ウォッチ」のキャラクターという。29日午前11時ころから中の橋下流で行われる放水演習に登場し、その後、出張所前に「就任」する。同分団の藤原光男副分団長(62)は「毎年、今年は何かと地域の人に注目されている部分もある。ここは通りで、通学路でもある。いくらかでも注目され『火の用心』というところも見てもらえたら」と話している。
   (相原礼以奈)


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします