盛岡タイムス Web News 2015年  4月  15日 (水)

       

■  平野達男氏が出馬表明 任期満了知事選 県政トップとして仕事を かつての仲間と対決へ 県民に選択肢示す役割


     
  知事選へ出馬表明する平野達男氏  
  知事選へ出馬表明する平野達男氏
 

 平野達男参院議員(60)=岩手選挙区、無所属=は14日盛岡市内で会見し、任期満了に伴う知事選へ立候補を表明した。参院の任期を4年以上残す中、「県行政トップとして仕事をさせてもらうのが、最も良い形で私の力を尽くせると考えた」と決断の理由を説明。これで現職の達増拓也氏(50)の対抗馬が出馬することになり、民主党分裂前まで仲間だった者同士の対決が浮かび上がった。平野氏転出により、県内は1987(昭和62)年以来の参院補選が10月に行われる。知事選の9月から2カ月連続して全県選挙が繰り広げられることになる。

  平野氏は会見で「これまで14年間国政の場で仕事をさせてもらった。国政から県政を支援するのではなく、県行政トップとして仕事をさせてもらうことが、これまでお世話になった岩手県、県民に対する恩返しというか、最も良い形で私の力を尽くせると考えた」と説明した。

  背景として「ここ1、2年で、いろいろな立場の方、あるいは個人から今の県政を変えてもらいたい、平野に県政のかじ取りを担ってもらいたいという声があった」と述べた。同時に「今回の選挙で私が出ることで、きちんと選択肢を県民に示すのが一つの役割との思いがある」とも説いた。

  平野氏は民主を離れて臨んだ2013年7月の参院選で三選を果たし、現在任期が4年以上残されている。県議会無所属会派いわて県民クラブ(小田島峰雄代表)から3月22日に要請を受け、出馬を返答したのは今月13日朝だという。

  「私が出馬に関して最もためらい、戸惑った理由としては任期途中で議員を辞めること」としながら「国会議員としてでなく、自ら県政を主導するのが最も良い形ではないかと、さまざまな逡巡(しゅんじゅん)の思いを上回った」と強調した。

  現県政に対しては県職員や県内市町村長とのコミュニケーション不足などを挙げた。力を入れたい政策としては現行では不十分と主張する第1次産業の振興、人口減少問題を挙げた。東日本大震災津波からの復旧復興については直接批判しないながらも「復興大臣の経験から私が知事になればもっと進む」と自信を見せた。

  達増氏の手腕などに関する質問にも明言を避けてきたが「今は政治的スタンスは全く別」と強調した。

  また、民主分裂後も復興大臣と被災県知事との関係が良好だったのではないかとの質問に反応し、「関係は良好というが、被災3県の中で宮城県と福島県知事は頻繁に連絡したが、達増知事と電話で話したことはない。先方から電話がきたこともない」と指摘した。

  議員辞職の時期については通常国会会期中の6月下旬まで務めたい意向だが、大幅な会期延長が見込まれており「その時に考える。支援者、皆さんの意見を聞きながら考えたい」とのみ述べた。

  知事選については共産党県委員会などが参加する明るい民主県政をつくる会も独自候補擁立に動いている。


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