盛岡タイムス Web News 2015年  4月  17日 (金)

       

■  地産地消の本丸 町産材の香り満ち オガールエリア内 役場機能の集約実現 紫波町新庁舎が完成 町制60周年と併せ19日式典


     
  5月7日に供用開始となる紫波町の新庁舎  
 
5月7日に供用開始となる紫波町の新庁舎
 

 紫波町の新庁舎は、同町紫波中央駅前2丁目のオガールエリア内に完成した。設置から50年以上が経過した現庁舎の移転と合わせ、分散した役場機能の集約による業務の効率性、町民の利便性の向上を図るため整備。地元の活力を生かし町内企業、町産木材にこだわった「地産地消庁舎」。先駆けて同エリアでオープンしているオガールプラザ、オガールベースなど周辺地域と調和したデザインも魅力だ。19日には町制施行60周年と併せた式典が行われ、5月7日に供用開始となる。

  1階に町民の利用が多い町民課や福祉課、現在の保健センター機能などを集約。2階は町長室と副町長室のほか農林などの産業部、都市計画などの建設部、総務や税務などを管轄する経営支援部が入る。3階は議場など議会機能や教育部機能で構成している。

     
  町民の利用が多い町民課、福祉課などのスペース  
 
町民の利用が多い町民課、福祉課などのスペース
 


  2、3階にも町民が訪れる税務課や議場もあるが、エレベーターを設置して利便性を向上させた。このほか、玄関や庁舎内の至るところで段差をなくし、手すりを設置するなどバリアフリーに配慮した内装に仕上げた。

  庁舎の構造躯体には町産カラマツ材を100%使用。北側の正面玄関上のひさしには、東西に広がる紫波町の形をモチーフに設置した。新庁舎南側のエネルギーステーションが庁舎内に冷房用冷水、暖房用温水を供給。エネルギーステーションは町内で調達した木質チップを利用した地域熱供給の拠点施設で、間伐材の有効活用にも寄与している。

     
  紫波町議会議場  
 
紫波町議会議場
 


  事業主体は町内建設業者を中心とした特別目的会社の紫波シティホール(社長・橘冨雄橘建設代表取締役)。木造(一部鉄筋コンクリート造)3階建て。工事費は21億6884万4千円。延べ床面積約6650平方b。駐車場は来客用に約70台を確保した。

  現在の本庁舎は老朽化などの問題を抱えるほか、建設部の第2庁舎と町中央公民館内の教育部、生活部長寿健康課の保健センターと機能が分散していた。移転後の町施設の活用法が今後の課題に挙がっているが、庁舎新設を経て今後検討が本格化するとみられる。

  オガールプラザ、オガールベースに続き、新たな価値が駅前に誕生した。新庁舎の完成は地域の魅力を高めるとともに、町民の暮らしやすさを高める一翼を担いそうだ。


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