盛岡タイムス Web News 2015年  4月  23日 (木)

       

■  小さな手から生命感 シイタケ栽培、収穫 盛岡市仙北町幼稚園 キノコの成長学ぶ


     
  原木に「コマ菌」を押し込み、シイタケ栽培を体験する仙北町幼稚園の園児  
  原木に「コマ菌」を押し込み、シイタケ栽培を体験する仙北町幼稚園の園児
 

 盛岡市仙北3丁目の仙北町幼稚園(根内純園長、園児65人)で22日、恒例のシイタケ栽培実習が行われた。園児たちはシイタケの原木に菌を植え付ける作業や昨春に植菌したシイタケの収穫に取り組んだ。自然と命のサイクルを体感した。

  シイタケ栽培実習は、同園理事長で宗教主任の角谷晋次さん(77)が1959年から6年間、久慈高校山形分校に教員として務めたことが縁で、教え子でシイタケ栽培農家の坂下吉男さん(55)=久慈市山形町=の協力で実施。今年で20年になるという。

  今年は、原木のミズナラ90本を準備。園児は、クラスごとに植菌に取り組み、1本当たり約60個の穴が開けられた原木に、木片にキノコの菌糸を培養した「コマ菌」を押し込んだ。

  昨春にコマ菌を植え、1年かけて菌を伸ばしてきた「ほだ木」からはシイタケを収穫した。

  植菌作業を終えた年長児の小嶋翼颯ちゃん(5)は「(年中児でも体験したので)難しくはなかった。楽しかった」と笑顔を見せる。

  自分たちで植菌したほだ木にシイタケを見つけた高橋杏実ちゃん(5)は「お店で売っているシイタケと違って、小さいものや大きいものもあって面白い」と興味津々。駒林皇輝ちゃん(5)は「とても大きくなった。傘のような形がすごい。キノコは大好きなのでうれしい」と、時間をかけて育てたシイタケの味も楽しみにしていた。

  角谷理事長は「普段は店に出ているシイタケしか見ることがないと思うが、原木に種を付けて菌が広がり、1年かけてシイタケになるという命の仕組み≠体験してほしい」と話していた。

  植菌を終えたほだ木は園舎で管理され、菌が広がりキノコが発生するのを待って約1年後に収穫する。
 


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