盛岡タイムス Web News 2015年  4月  24日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉247 草野悟 笑顔のアテンダント、一年中桜のように満開


     
   
     

 一年中この笑顔です。泣くことはありません。当然怒ることもありません。バカではありません。ずっと笑顔です。三陸鉄道のスローガン「笑顔をつなぐ、ずっと…」は、この笑顔から生まれました。

  彼女は、久慈市にある三陸鉄道北リアス線運行部に所属するアテンダント福士やすこさん。で、この写真はポスターとなって三鉄全駅に貼られています。とっても人気のポスターで、何とか欲しいご高齢の方々からたくさんの要望。でも名前は「福祉」ではなく「福士」なのです。社内では「還暦以上マドンナ」などと呼ばれて愛されています。「若い人たちにも人気ですよ」とほっぺをフグのように膨らませます。列車の中ではお客さんからたくさん写真を撮られます。「おら、女優になっただ」と大きな勘違いもうれしいひとときです。

  NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」がBS放送で始まり、再び「あまちゃん」ブームが起き始めています。福士さんは、このコスチュームであの天野あきが売る「うに弁」の社内販売をしたり、団体貸切列車のガイドをしたり、東京などの物産展会場に出向いたり、K本部長の秘書っぽい作業をさせられたりといつも多忙です。「あ、やっちゃったあ」と物産展会場で制服の下のスカートを忘れてきてしまい、泣く泣く(実は笑って)同じようなスカートを自費購入。何とかイベントをこなしたこともありました。趣味はダイエット。「効果が出ないから趣味で続けられる」と笑います。納得です。

  三陸鉄道は、全線再開通のブームが落ち着き、ラッシュのような光景はなくなりましたが、これからがJR山田線などの問題に直面する厳しいいばらの道レール。その時に必要なのはこの笑顔です。三鉄あまちゃん、きょうも元気に出発進行。
(岩手県中核観光コーディネーター)


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